●プラシャンティニラヤムからのニュース
   2001年11月23日   

ニュースと近況

以下の記事は、カナダのV・シヴァムさんによって書かれました。

「自分を信じなさい」というサイババの御言葉

 プッタパルティにて、11月23日。シュリ・サティア・サイババは、御講話で、こんにち人は、自分自身を含め全てのことについて信頼を失っており、その過程で心の平安を失っていると述べられました。スワミは我々に、自分に対する信頼をまず回復し、愛と神性を知る努力をすることで心の平安を勝ちとるよう助言されました。

 ここ、プラシャンティ・ニラヤムにあるサイ・クルワント・ホールで、金曜日に行われた76歳の御降誕祭の御講話の中で、シュリ・サティア・サイババは、愛と神性の精神を育み、周囲の人に広めるよう我々に呼びかけられました。ババは、喜びと悲しみはどちらも永遠に続くものではなく、人は自分の本当の姿を知らなくてはならないとおっしゃいました。そうすることによってのみ、人は心の平安を勝ちとれるからです。

 もし人が自分を信じていなかったら、彼は人生を楽しむことができないのだから、人は常に自信を持っていなくてはならない、とサイババは仰いました。ババは、全世界が幸せになることを望んでおられます。「心(マインド)を支配すれば、あなたは何事にも影響を受けなくなります」とババは説かれました。

 人は、悲しいことがあったときに愚かにも落ち込んでしまい、悲しみの奥底にある真の喜びを忘れてしまうと述べられた上で、サイババは、「悲しみの本質を見抜き、平坦な気持ちでいなさい。喜びと悲しみを同等に扱うことによって、あなたは至福―すなわち愛と神性―を得ることができます」と勧告されました。人は、気持ちを平坦に保つ特質という財産を得られるよう熱望するべきであって、世俗的な欲望を追い求めるべきではないとサイババは仰いました。

 自尊心は、人の最も貴い性質だが、それは貧富の差に関係なくすべての人に備わる性質だからです。自尊心のある人は、他人を尊敬し、他人からも尊敬されるので、人は、他人を尊敬するために自尊心を持たなくてはならないのです、とババは提案なさいました。

 人が心地よさと惨めさという両極の経験を味わうのは、心(マインド)があるから起こることで、それは二元性の考えから生じるとサイババは述べられました。人が悲しみから得られる喜びは、幸せから得られる喜びよりも大きいのだといいます。「ときどき、問題に対面 しなさい。そうすれば、愛と神性という無上の幸福を経験することができます。」とババは忠告されました。ババは、人が幸福感から得られる喜びは一時的だが、惨めな体験から得られる喜びは永遠に続くとも仰いました。

 「神性とは、すべての人を愛することに他なりません」とババは宣言されました。

 困難を伴わない幸福感など何の価値もない、とサイババは強調され、また、幸福感と神は別 々のものではないとおっしゃいました。幸福感と神は、常にいちどきに姿を現します。真実と神がどこにでも存在するということを強調しつつ、サイババは、神と人間の差は、もし人間が神性を達成したならば、全くなくなると仰いました。

 サイババは、人生を常に全能に近づけることのできる3つの原則、すなわち「罪を犯すことを恐れ、神を愛し、道徳的な生活をすること」について説かれました。ババはまた、インドの文化を讃えられ、インド文化は時代の波に流されないと述べられました。演壇に立たれる前、ババはサイ・クルワント・ホールの周りと外にいる帰依者たちの前に現れ、ダルシャンをお与えになりました。ババはまた、「ラジオ・サイ・グローバル・ハーモニー」という新しいデジタルラジオネットワークを開設させるスイッチを自ら押されました。

 


寄稿:Augusuts Chang





メニューへ戻る

(C) Sathya Sai Organization Japan