●プラシャンティニラヤムからのニュース
   2003年1月5日   

新年の御言葉

親愛なる帰依者の皆さん

 自分をバガヴァン シュリ サティア サイ ババ様の帰依者とみなし、サイの時代に人間の姿で生きている私たちは、本当に祝福されています。しかしながら、ババ様からの承認を得ることが必要です。

どうすればそのような承認が得られるでしょう?
ババ様は、次のようにおっしゃいます。

 「あなたが、友人に書留書簡を送ったとすれば、受領通知を受け取って初めて、その書簡が目的地に届いたのだということが分かります。それと同じように、あなたが神に帰依の手紙を送ったとすれば、あなたが神から、あなたは神の帰依者であるという受領証明を受け取るまでは、あなたは神の帰依者ではないのです。もしあなたが、受領証明を受け取らないとすれば、それは手紙が神に届いていないことを意味します。その手紙はどこに行ったのでしょう? 住所が間違っていたのでしょうか? プラーナ経典には、神は天国に住んでいると書かれています。神の住所は、どれも、『…気付』の住所です。あなたのハートこそが神の真の住所です。この住所に届けるために、あなたは努力を続けるべきです。あなたの良心が満足するまで努力を続けなさい。もしあなたの良心が満足していないのであれば、どうして神が満足することを期待できるでしょう?」

 私たちの良心を満足させるには、自分の霊性の旅を振り返り、再び新しくし、目標を修正する必要があります。

振り返る:私たちは、自分たちの地域とプラシャーンティ ニラヤムの両方で、第7回世界大会、エデュケアに関する大会、そして一番新しいところでは世界セヴァ大会を経験してきました。それによって私たちの人生は、どのような影響を受けてきたでしょうか? 「情報から変革へ」や、「SAI(セヴァから信愛へ、信愛から啓発へ)」といった大会テーマは、私たちの生き方に対して、何らかの意味をもったでしょうか? 私たちは、自分たちに内在している神を認識し始めているでしょうか? 私たちは、ババ様の御教えに従って人生を送っているでしょうか? 私たちは、人間の姿をとって生まれてきたこの生涯において、いったい何を成し遂げてきたでしょうか? 今は、自己監査をすべきときです。

再び新しくする:新年を迎えるに当たって、私たちのハートの中に、愛と帰依の光を再び灯し直しましょう。人間としての、この残りの一生を、自分たちを救うために過ごしましょう。ババ様は、御講話の中で、私たちにその方法をお示しくださっています。

 聖なる御講話は、紙にコピーして、私たちのベッドの近くに置いておくべきです。それは、私たちがそのメッセージの一部を読むとき、自己監査を行うのに役立ちます。ババ様の御講話は、聖書とコーランとギーターを組み合わせたものであり、21世紀のヴェーダとみなすべきです。

目標を修正する:私たちの誰もが、人生の目標を設定しているかもしれません。私たちの唯一の目標は、今回の人間としての一生の間にモクシャ(解脱)を得ることであるべきです。私たちは深い決断をしなければなりません。というのも、二度とこのような機会には恵まれないかもしれないからです。私たちの肉体の姿(それは間もなく消滅してしまします)のみを心配することなく、肉体の姿を超越する純粋で神聖な思いを培いましょう。ババ様の御言葉を思い出してください。

「人間は、どうすれば再び生まれなくても良いかを学ぶために生まれる」

 新しい年に、ババ様が私たちに、ダルマ(正しい行い)に基づいた生き方を強化する能力をお授けくださり、それによって私たちの良心が満足されますように、とババ様にお祈りをしましょう。

 皆さんにとって、幸せで神聖な、そして良心が満たされる新年となりますように!

 

訳:一色 健輔
監修:サティア サイ 出版協会





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