●プラシャンティニラヤムからのニュース
   2005年1月5日   

スマトラ沖大地震被災者への救援について

親愛なる兄弟姉妹の皆さん、

サイラム!

なくなられた方々のためには、魂が救われますようにと祈りましょう。
苦しんでおられる方々のためには、その苦しみが軽減されますようにと祈り、そのための行動を起こしましょう。
私たち自身のためには、各人の内なる神が、私たちに道を示し、私たちがなすべきことをする力を与えてくださいますようにと祈りましょう。
サイ オーガニゼーションのためには、私たち全員が愛の精神でひとつになって、勇気と決意と識別力をもって世界の災害に対処していけますようにと祈りましょう。

仕事が始まりました!

この手紙は、先にお送りした、12月26日付と12月30日付の手紙に続くものであり、サイ オーガニゼーションの働きの進み具合に関する報告です。

すでに行われた仕事と現在進行中の仕事

プラシャンティ評議会の会長であるナレンドラ レディ博士の指揮の下に機能している、シュリ サティア サイ国際医療委員会は、被災者の需要と、それをまかなうための我々自身の資源を査定するために、必要な技能を備えた帰依者のチームを被災地に送りました。

インドネシアでは、サイの帰依者による医師とワーカーの救援部隊がバンダアチェ市を含む三つの被災地を訪れました。この帰依者たちは、食物、水、衣類、医薬品その他の物資を被災者たちに配っています。サティア サイ地震救済基金から、多額の義援金がインドネシア各地に送られました。

スリランカでは、サイ国際医療委員会のメンバーである、英国のウパディヤーヤ博士がすでにスリランカを訪れて、そこでの状況を査定し終わり、間もなく、医療チームを率いて被災地に戻ることになっています。加えて、米国サイ医療委員会の会長であるブラフマ シャルマ博士が、サイの帰依者による医師団とワーカーの救援部隊を率いて、1月9日にスリランカに到着することになっています。サティア サイ地震救済基金から、多額の義援金がスリランカ各地に送られました。

タイでは、SSEのロレイン バロウズ女史が、SSEとタイ国サイ オーガニゼーションのサイの帰依者グループと共にプーケット島に赴いて被災者たちの救援活動に当たりました。また、第三地域の地域委員長がタイのオーガニゼーション副会長と連絡を取り、地震救済基金からの義援金をタイ国サイ オーガニゼーションに送金して、救援活動を支援しました。

インド国内では、私たちは、スワミが適切だとお考えになる救援活動を行うために必要な人員と資源を揃えて、準備が整っていることを、バガヴァン ババ様にお伝えしました。

計画されている仕事

インドネシアのバンダアチェ市を含む、震源地に最も近い三箇所の被災地に救援部隊を差し向けました。インドネシア、シンガポール、マレーシアから集まった、医療関係者とボランティアのチームが、医療とリハビリテーションのための医療キャンプを設立します。またスリランカでも、救援部隊が同様の活動に携わることになっています。これらの救援部隊や、医療とリハビリテーションのキャンプは、単なる短期的な物資の配給と被災者の治療を行うだけではありません。これは、継続的に被災者の方々へのケアを行うものです。

私たちは、急を要する現段階において、被災地の方々の生存に必要な病気・怪我の治療や、救援物資の配給を行っています。緊急な需要への対応が終わった後は、サイのワーカーたちを配属して、家屋の再建、地域社会の機能回復、そして最終的に、被災地の方々が自助独立できるようになるまでを支援する予定です。

この前代未聞の大災害の結果、80歳御降誕祭の活動テーマである、「個人への奉仕、地域社会への奉仕、人類への奉仕」が、劇的に展開されています。男女の別を問わず、政府も企業も、あらゆる地域に住む人々が被災者の方々に対する援助の手を差し伸べています。個々の被災者に対する救援が行われ、地域社会の復興が進められています。

私たちのサイ オーガニゼーションや、世界中から集まった数え切れないほどの無私のワーカーたちが行っているこれらの活動は、私たちの本性である愛と慈悲の見本を示しています。このようにして、人間の内在の神が姿を現しているのです。

愛を込めて、サイの奉仕のうちに
プラシャンティ評議会議長
マイケル・ゴールドスティン

 

翻訳:サティア サイ 出版協会





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