アシュラム生活の心得、マナー、ルール

   2001/7/22 改訂


     

 『私のダルシャンの後いつも静かな場所を捜しなさいその理由は、そこであなたは静寂の中に入り私の恩恵の完成を受けることができるでしょう私があなたの所を通り過ぎるとき私のエネルギーはあなたへと流れて行きますしかしもしあなたがその後すぐに他の人と話し始めるならば今あげたエネルギーはすぐに撒き散らされ使われずに私の元へ戻って来ます

 私が視線を向けたものは何であれ活力を吹き込まれ変質させられるので心を安んじていなさいあなたは日毎に作り変えられているのですこの『ダルシャン』という行為によって成し遂げられていることを決して過小評価してはなりません

 私があなた方の間を歩き回ることは最高位の天界に住む神々が、その恩恵に浴することを切望したほどの幸運なのですがあなた方はここでその恩恵を毎日受けているのですこの幸運に感謝しなさい

 このようにしてあなた方が受けている様々な祝福はそれぞれ完全なタイミングで現れますしかしそれと同時に一一多くを与えられた人々からは多くのものが要求される一一ということも忘れてはなりません。』

     

Baba

   

ダルシャン:神の御姿を拝謁する。

   

ダルシャンを受けるための注意事項

   

1.マンディール(神殿)のホールに入場する時は必ずセヴァダル(奉仕の方々)の指図に従って下さい列を作る為に勝手に走り出したり後から来る人の席を取っておくようなことはしないで下さい

   

2.ダルシャンホールに入場する前後の座っている間は常に静けさを保って下さい特にホールに入ってから大きな声で話したり手を振って合図したり叫んだりは慎んで下さいダルシャンの後の立ち話も気をつけて会話は外に出てからにして下さいそして必要な時だけ小声で話して下さいホールの中で走らないで下さい

   

   

 ×××ダルシャンホールに持ち込めない物


 ダルシャンラインと呼ばれるダルシャンの前の順番待ちの時セヴァダル(奉仕の方々)から、「以下の物はホール内には持ち込めません」とアナウンスがあります。(金属探知器と男性と女性のセヴァダルによるボディチェックがあります。)

カメラビデオカメラ双眼鏡ウォークマンカセットテープ計算機電池懐中電灯タバコマッチライターはさみ編み棒爪きりヤスリナイフフォークスリッパぞうり食物フルーツココナッツ大きなバッグサイラムバッグ(袋)ガラス瓶不透明の瓶透明のプラスティックボトルその他の危険物類etc

※ ダルシャン ホールの横にクローク手荷物預かり所がありますので事前に名前を申告し番号札をもらって預けておきましょう

 プールナチャンドラ講堂で行事がある時も同じです

   

 ◯◯◯持って入れる物


   

●小さな袋バッグ15cm20cmくらい

●クッション(クッションカバーは口を閉じて下さい)

●本、etc

   

**身体障害者又は具合の悪い方はペイションラインがあります

(女性はマンディールの裏口から入場できます)

   

   

スワミがいらした時のマナー

   

1.特にお待ちしている時の心構えとしてスワミの祝福を(外面的内面的)より多く受けられるよう心を静かにしてお待ち下さい

   

2.最前列に座った時スワミ(シュリサティアサイババ)があなたの近くに来られたらお声をかけていただいたりお手紙を受け取っていただくチャンスがありますスワミにお伺いをしてから又は心の中でお聞きしてからそっと差し出すようにして下さいお手紙を取っていただきたい時は、席を立たず手を伸ばしてお願いして下さい。

2001年7月5日のグルプールニマ祭の御講話に於いて、スワミはパダ・ナマスカール(御足への礼拝)を今後誰にもお与えにならないことを表明されました。

きょう、この日から、私は誰にもパダナマスカール(御足への礼拝)を与えないことにします。
なぜなら、私とあなたとはひとつだからです。すべての中に神は存在しています。――ババ
(2001年7月5日 グルプールニマ祭の御講話より)

 

3.後方の人々の迷惑になりますので両手を高く上げたりして拝さないで下さい

   

4.グループでインタヴューをお願いする時同じスカーフをして出来るだけ一緒に座りましょうグループの人は国の名前と人数を言えるようにしておいて下さい出来るだけ通訳を一人加えて下さいスワミから許可を得た時同じスカーフの人のみ人数通り入るようにして下さいスカーフはグループごとにはっきり区別出来る色にして下さい

      

ダルシャンホール内での過ごし方

 他のグループの人々などがスワミのインタヴューを受けている間などはちょっとした時間がありますダルシャンが終わりバジャンの時間まで待つ間にもいくらかの時間があります心を静め内面に集中しスワミをお待ちしましょう

 多くの人々が内面的サーダナ(霊性修行)をしています無駄 話を止め静寂を保ち体が触れて他の人の集中を妨げないように注意しましょう

     

 内面的サーダナとは自己探究瞑想ジャパム(神の御名マントラを繰返し唱える又は心の中で唱える)ナマスマラナ(神の御名の憶念)リキタジャパム(神の御名マントラを繰返し書く専用のノートが売られています)スワミの御教えの本聖者の本精神世界の本などを読むetc…

      

OM SAI RAM (オームサイラム)

   

 私達は大金と時間をかけて何のためにここスワミのアシュラムに来ているのでしょうか

 スワミはあなた方は神を体験するためにここまでやって来ました観光やショッピング無駄話社交(霊性以外の行動)に時間を費やさないようにしなさいそしてもっと内面を見つめ自分とは何か?自己探究サーダナ(霊性修行)を行いなさい。』とおっしゃっています

   

**ここは完全なる霊性修行の場です**

   

 スワミ(バガヴァン)との霊的な関係を深めるために来られたということを念頭に入れバガヴァン(神様)に集中して下さい

   

アシュラム内のルール

   

1.アシュラムの外へは必要な用件以外はぶらぶらと歩き回らないようにして下さい出来る限りアシュラム内で過ごしもし外出した時は目的を済ませたらすぐに戻ること村の人々とのコンタクトは取らないようにして下さい間違った同情心によって村の貧しい人々にお金や物を与えることは彼らを甘やかし乞食にしてしまう事になります

   

2.スワミの祝福を受けたと称した(スワミはそのような事に係わっていません)土地アパートの売買等にお金を預けたり送ったりしても途中で消えたりして届きませんので注意して下さい

   

3.アシュラム内はどこでも静寂を保つよう特に朝のオームカーラム(オームを唱える)ダルシャンラインの時ホールの中スワミをお待ちしている時気をつけて下さいアパートの隣り合わせの路アパートの廊下(声がとても響きます)で大声でおしゃべりをして部屋で霊性修行休んでいる人々の邪魔をしないようにして下さい

   

4.アシュラムはパーティー激論をする所ではありませんここに来た目的をよく考えて行動して下さいスワミは友達を作るといった行為(親類以外の男性女性の自由な交際)には決して賛成的ではありません。「あなたの本当の友はスワミです。」必要以外の男性女性の互いの部屋を訪れたり一緒に座って話したり等は気をつけて下さい

   

5.ここは神聖な場所であることを常に心がけて下さい自分の行動習慣に責任を持って会話も霊的な内容を中心に言葉使いも気をつけやさしく話し他の人の心を傷つけないようにしましょう

   

6.自由な時間の使い方の一つとしてキャンティーン西洋食堂でセヴァ奉仕をすることはサーダナの無私の奉仕自らの利益を全く望まないに値しますその他、ゴミ拾い、トイレの掃除、売店でのレジへの誘導、通 訳、子守りなどなど、あなたの身の回りでできるセヴァはたくさんあるはずです。

   

7.スワミと身近な関係にあると言っている人やスワミから内なるメッセージや特別の祝福を受けたと言われている人に関心を持たないで下さい

   

8.服装男性 一一 自由ですが白が望ましいと思います。(ゆったりとした木綿の上下パジャマクルタが楽に座れます

 女性 一一 足首までのロングスカートズボンサリーサルワールクルタ上は胸と肩を隠さなければいけませんので必ずショールをつけアシュラム内では外さないようにして下さい。(もしショールを付けていない時入場出来ないこともあります。)

   

9.喫煙飲酒麻薬は厳禁アシュラム内は完全菜食です。(動物や魚のダシ、タマゴもいけません

    

10.アシュラム内は写真の撮影を禁止されています写真撮影はアシュラムの外ですませておいて下さい外的世界にとらわれるとサーダナ(霊性修行)に集中できないからです

     

   

      

*特注意

 アシュラム内外でのスリ盗難ひったくりが頻発しています特にパスポートトラベラーズチェック大金は持ち歩かないで下さい女性の細いヒモの袋物バッグは切られるので危険です

   

*その他の注意事項

事前準備. プラシャンティ ニラヤムには全世界から多くの人々が訪れますその中には重度の病気にかかっている人がおられます

 アシュラムにいる他の帰依者の健康のためそして同行した人々ヘの不都合を避けるために次のことを皆さんは実行して下さいグループでプラシャンティニラヤムに行くことが決ったらそのリーダーはメンバーの中に病気の方がいないかを確認して下さいもしも病気をかかえている人がいたならば医師による診断書が必要となりますそれはアシュラム側がその人にアシュラム滞在を許可するかどうか判断できるようなものでなくてはなりません個人で来訪する場合も同じです

1.パブリックリレーションズオフィスで滞在許可書の紙をいただいたらアシュラムを出発する日まで必ず保管して下さい。(10日ごとに廷期手続きをする時必要です。)

アシュラム滞在規則

 アシュラム滞在規則は以下のようになっております。

(l)25歳以下の外国人帰依者は一人でアシュラムには滞在できません保護者同伴でまたは保護者の代わりを努める帰依者のいる団体とともに滞在するようにして下さい

(2)帰依者は皆l年間に総計一ケ月までしかアシユラムに滞在できません現在この規則を全く知らずに25歳以下であっても一人で来たり期限を越えて滞在を希望される方が後を絶ちません再度帰依者の皆様にこの規則の確認徹底をお願いいたします

(サティア サイ オーガニゼーション セントラルオフィスより)

  

※ 各グループごとに男性と女性のリーダーを決めて申し込みをして下さい。

※ この時、オフィスにパスポートを預けます。オリエンテーションに参加した後に返却してもらえます。

●一人でアシュラムに行かれる場合には、現地日本人グループに参加されるのもよいでしょう。現地で長期に滞在している日本人の方が、自主的にサットサング(よき霊性の仲間たちの集まり)を主宰しています。参加した人の声としては、個人で滞在するより集団の中の方が霊性修行が進むとか、なにかと相談できていいとか、海外の方が主催するセミナーを通 訳付きで聞けるから役立つとか、さまざまな良い面があるようです。ツアーで行ってそのまましばらく残る場合などに便利です。参加される場合には、世話人の方の指示に従って下さい。現地日本人グループへは誰でも参加でき、参加は自由です。

現地情報(1997年8月)

 アシュラムに滞在するためのチェックがかなり厳しくなっております到着後宿泊の手続きとしてセヴァダルから職業最終学歴を聞かれ宿泊申請書に自宅の住所を記入しサインをさせられましたまたこの際に申請書に添付する写真(3x4mm程度)の提出を求められますもし写真を持っていない場合には翌日までにアシュラムの外の写真屋で撮ってきて提出するように要求されますそしてパスポートを1日預けなければなりません

 それから翌日の朝8時にレクチャールームで1時間ほどアシュラム滞在の心構えなどの講義を受けることが義務づけられておりこの講義を受けて初めてパスポートが返却されますパスポートがないとドルからルピーへの換金ができませんのでアシュラムで換金しようと思っていた人はその日に換金できずに困りました換金はできるだけ空港か途中で休憩するホテルのフロントで済ませておきましょう(SSOJ Web スタッフ記)

      

2.お部屋に入った場合カギは共有しますグループ家族の場合は番号合わせのカギが便利です

   

3.お部屋が決まったらまずフトンシーツ枕カバーバケツ手桶蚊帳(カヤ)クッションなどの手配をします前の人が置いて行ったものは使ってもかまいませんない時は中の売店外の店で調達して下さい。(9時消灯なので早く済ませましょう

※ 調達の際アシュラム内にネームプレートを付けて入っている業者の人は信頼してかまわないでしょう蚊帳、マット、クッション、布団のセットで250ルピー位ですまた新築のN棟では日本人がボランティアで滞在に必要なものを無料で貸し出ししてくれています

※ シェッドでは蚊帳が必需品です(外国の方がいらっしゃる場合蚊とり線香は嫌がられます。)N棟などの新しい宿泊施設にはトイレットペーパー手桶バケツ洗面所シャワー扇風機簡易式ベッド簡易テーブル椅子などが備え付けられており蚊帳も必要ありません

※ アシュラム内にいる洗濯屋さんも1枚2ルピー位で、朝出して翌日の夕方には仕上げて来てくれます。 1ルピー=約3.5円)  

※ 必要な人はアシュラム内で着る男性用のパジャマ・クルタ女性用のパンジャビ・ドレスショールなどを購入してダルシャンに備えます上下セットで100〜140ルピー位ですサンダルなども50ルピー位からありますスカーフがない人は外のお店で作ることも出来ます。

  

4.インドでは、アシュラム内でも生水は飲まないほうがよいでしょうしかしながらウエスタン・キャンティーン(西洋人食堂)インディアン・キャンティーン(インド人食堂)、ノース・インディアン・キャンティーン(北インド人食堂)では浄水装置があるので生水は安全ですどちらも心配な人にはウエスタン・キャンティーンの横で1リットルのペットボトルのミネラルウオーターが10ルピー位で販売されています

   

5.トイレの浄化装置は完全ではありませんトイレットペーパーは出来るだけ流さずビニール袋に入れて捨てて下さい

※ 特にシェッドと呼ばれる倉庫の様な宿泊施設では必ず守って下さい

※ マンディールの入口(金属探知器でチェックを受ける入口)の下に、トイレが新設されています。(男性側のみ確認しました。)アシュラム内には水洗の公衆トイレも数カ所設置されています。

   

6.アシュラムを出発する時は部屋を掃除して下さいカギは必ずアコモデーションに返して下さい借りたもの等も全て返却して下さい

      

7.ごみは退室時に一階のホール前にごみ箱がありますのでそこへ集めておいて下さい。

   

旅行については、最寄りの各サイ センター、またはサイ グループにお問い合わせ下さい。サイラムニューズをご購読になっている方には、年に何回かリーズナブルなツアーも紹介されております。


   

   

   

1996年の全国大会(日本)にむけてのスワミからのメッセージ

     

 『私を信じなさい私に対するあなたの信仰心は着実でしっかりとした完全なものであるべきです信仰心こそは掃依というランプを明るく輝かせ続ける灯油です

私の真似をしたりひとを騙したりして個人的な利益を得ようとする人々に追随してはなりません

  

私はサッティヤム=シヴァム=スンダラムすなわち真・善・美そのものです

また私はサット=チット=アーナンダです

サットは「存在」を意味し

チットは「意識」をアーナンダは「至福」を意味します

「存在」を意識することができるようになればその結果神と一体であると感ずる喜びが得られます

  

私の子供たちである皆さん

 あなたの抱えている一切のものを神に捧げて神に全託しなさいそうすれば神はあなたの面倒を見ます無条件の全託によって生まれる至福を体験しなさい過ぎ去った落胆や苦しみを完全に忘れてしまいなさい

 決心をするのはあなたですそれをいつ行なうかもあなた次第です私はここにいてあなたを待っています。』

   

Baba


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