平安の光−内在するアートマの実現のために−

覚えていますか?あなたがこの世に生をうけた瞬間を。
その時、あなたを光りが包みました。あなたは光りとなったのです。
宇宙の始まりから受け継がれてきた命のバトンをあなたは受けとめました。
あなたは宇宙そのものであり、光りそのものです。
それから10ヶ月、母の胎内で、愛に包まれて過ごしました。
平安の時を味わっていたのです。
でも、人生最大の冒険の旅に出たのです。
母の暖かい胎内から、外の世界へ・・・・・。

あなたの世界は一変しました。
肉体を使い、心を使い、さまざまな感覚や感情を味わい始めました。
初め、あなたの心は真っ白な白紙でした。
生きることを学ぶ間には、恐れや不安も味わい、エゴも身につけて
生き抜いてきました。
白紙はいつしか色がつけられ、色あせ、汚れていきます。
こうして、あなた自身のやり方で、世界の見方を身につけてきました。

どうでしょう?
世界はあなたにとって、やすらぎと愛に満ちた世界でしょうか?
それとも、恐れと不安に満ちた世界でしょうか?
おそらく私たちは、
毎日この二つの世界を行ったり来たりしているのではないでしょうか?
そして、実はそれが、自分自身の心の反映であることに
気付き始めているのではないでしょうか?
今までの自分の見方とは違う世界の見方が必要なのかもしれません。
いえ、実は知っているのに、
いつのまにか忘れてしまったのかもしれません。

これから、あなたを内なる宇宙への旅にご案内したいと思います。
ほんとうの私を知るための旅へ・・・・・。

 

プロローグ
PROLOGUE
身  体=行動すること
心   =知ること  
アートマ=存在すること
の3つで構成
されています。
人間は
けれども、私たちはこの、身体と心とアートマの
調和が保たれていません。

なぜなのでしょう?


人間には、そもそも3つの特別な能力が備わっています。
(理性的に考え抜く力)
探求・識別力・無執着
(正しいこと、
善悪を識別する力)
(執着を断ち切る力)
私たちは、この3つの力を理解せず、心と身体を利己的に使い、
調和を崩してしまっているのです。

私たちは、この3つの力を使って、感覚をコントロールし、
調和を取り戻さなければなりません。
身体と心とアートマが
分離しているのは
動物です。
身体と心とアートマが
調和しているのが
神です。

  自分は誰なのか?        アートマ(真我)です。
  自分はどこから来たのか?    アートマから。
  自分はどこへ行くのか?     アートマへ。
  自分はいつまでここにいるのか? アートマに融合するまで。

心と身体をコントロールし、
内なるアートマ=至高の平安へと、
自らを高めてゆきましょう。
 

 

Contents 1.身体のコントロール
2.心のコントロール
3.祈り・信仰
4.エピローグ