全託の祈り

       
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 なぜ心を騒がすのですか? あなたのすべての問題を、私に解決させなさい。それらの問題について考えるのは、この私です。私がひたすら待っているのは、あなたが私に全託することだけです。そうすれば、今後あなたは、どんなことに関してもまったく心配する必要がなくなります。あなたのいっさいの恐れや落胆に別れを告げなさい。

 全託とは、あなたの思いを問題から引き離すことです。困難や悩みから思いを引き離すことです。あらゆることを私の手に委ねて、「主よ、あなたの御心が行われますように」 と言いなさい。それはつまり、「神様、あなたがすべてを御手にお引き取り下さって、私にとって一番よいように解決して下さることを感謝します」と祈ることです。

 結果について考えるのは、全託の反対であることを覚えておきなさい。つまり、何らかの状況があなたの望む結果になっていないと言って心配するのは、あなたに対する私の愛をあなたが信じていない証拠です。

 決して、「これはどうなってしまうのだろうか?…何が起きるのだろうか?」などと考えてはなりません。あなたは私にそれを処理してほしいのですか? イエスですか? ノーですか? イエスであれば、あなたはそれについて心配するのをやめなければなりません! たとえ私が、あなたの期待とは違う道にあなたを導かなければならなかったとしても、「私があなたを両腕に抱えている」のであることを覚えておきなさい。

 あなたを深刻に悩ませるものは、あなたの理性的思考であり、あなたの不安であり、あなたの強迫観念であり、いかなる代償を払ってでも自分のことは自分でしようとするあなたの意志なのです。そんなに悩むことはありません。悩む代わりに、たとえ悲しい状況の中でも、こう祈りなさい。

 「神様、この問題を、この困窮をお与え下さったあなたを讃えます。どうか、この束の間の一生を、御心のままにお計らい下さい。あなたは、私にとって何が最善かを非常によく御存知です」。

 災難が減るどころか増えるばかりだと感じる時もあるでしょう。動揺してはなりません。眼を閉じて、信ずる心で私に言いなさい。「あなたの御心が行われますように。その問題は、どうぞあなたが考えて下さい」。そうすれば、必要なら私が奇跡を起こします。私はいつもあなたを思っていますが、あなたが完全に私に頼り切る時にしか、私はあなたを完全に助けることはできないのです。

− サティヤ サイ ババ


 プラシャーンティ ニラヤムのウエスタン キャンティーンのボードの御言葉




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