シュリ サティア サイ 高度専門病院における
2000例の心臓手術
   タイムズ オブ インディア紙、2002年4月3日   

バンガロール発:わずか14ヶ月という期間で、2000例の心臓手術が全くの無料で行われた。この偉業をなしたのは、心臓外科および神経外科に高度技術を持つ慈善病院、シュリ サティア サイ 高度専門病院である。

 この病院の外科医達は、社会の恵まれない層にある人々が心臓病の治療を受けられるようにすることが今すぐ必要であると実感している。一家の稼ぎ手を、治療可能な心臓病で失った家族は、しばしば財政的困難に直面 する。そのような場合、次に子供達の教育が犠牲となる。心臓病は個人のみならず、家族の核心にまで打撃を与えている。冠状動脈病であれ、心臓弁膜症であれ、先天性異常であれ、恵まれない層にある人々は、治療を受けることができず見捨てられているのである。

 「ババによって設立されたこの病院は、無料で治療を行うことが現実に可能であることを示しています」と当院胸部心臓血管外科部長シェーカー・ラオ医師は語る。
「私達には、苦しんでいる人々に奉仕をするという一点に目的を絞って献身的に活動している、専門家とソーシャルワーカーのチームがあります。この病院が、効率的で、慈悲深く、他に類をみないのはそのためです」と彼は続ける。

 シェーカー・ラオ医師は、恵まれない層にある人々に心臓病治療を施すための鍵は、心のあり方にある、と感じている。
「我々は単に、患者さんに何かがなされなければならないのであれば、それはなされなければならないと信じています。その他のことは問題ではないのです」と彼は語る。現在必要とされているのは、犠牲の精神と、命を落とす人々への思いやりと、その命を救うことである。

 多大に必要とされる救済は誰の責任で為されるものでしょうかと質問したところ、この外科医は肩をすくめて「命の贈り物をしたいという気持ちを十分に持っている人なら誰でも」と言う。 何千人という人々が、毎日この病院にやってくる。心臓病の治療を必要とする人の数は、増え続けている。

 当院院長A.N.サファヤ医師も「このような病院が、この国にはもっと必要です。意志のあるところに、助けは集まってきます」と同意する。そしてほとんど誰もが重要な影響を与えることができる。 ラオ医師が「あなたに必要なのは意志のみです。資金調達は自ずと問題なくなるのです」と言うように。



訳:鈴木 恵美





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