バジャン練習

バジャン練習チェック表

 

自分でバジャン練習をどのようにすればよいのか分からないという感想があり、作成しました。曲ごとに書き込むシートです。以下、テキストの解説です。ぜひ使ってみてください。

1.曲情報

バジャンの音源を聞いて、バジャン番号だけでなく高さをチェックしておくと、音源の高さを目安に自分の歌う高さを決めることができます。

また、音域の幅が分かるとそのバジャンは音域が広いバジャンなのかせまいバジャンなのかが分かります。自分に合ったバジャンを探すために参考になります。

2.練習前チェック項目

(1)テキストを用意して歌詞を覚える

自分用のバジャンブックを作ると、行ごとの歌う回数をめもすることができます。自分が歌う曲の分があれば十分です。バジャンコーディネーターの方は、全部のバジャンの分をメモするとコーディネートするときに便利です。埼玉センターでは、埼玉のバジャンブックと目次を作成し、データをメンバーの方と共有しています。

(2)音源を聞いて歌う回数をメモする

メモの仕方の例です。
1番と2番で数字をたてにそろえると見やすいです。交互に歌ったり一部分だけ繰り返す時は右側に行を変えるよ見やすいです。最後にゆっくり歌う行は丸の中に数字を入れると分かりやすいです。

例:ありがとうスワミ
3番で1行目を2回繰り返して、最後に1行目を歌います。

212①ありがとうスワミ ありがとうスワミ
21  心の中におわす神
22  私を導き守る神

例:はじめにあがめよ ガネーシャあがめよ
同じ歌詞が4回続きますが、それぞれメロディは違うので4行書いた方が分かりやすいです。
1番は4行とも1回ずつ歌い、2番で速くなって3行目は、下線の部分を1回歌って、もう一度3行目を歌い、4行目を1回歌う。

1 1   ①はじめにあがめよ ガネーシャあがめよ
1 1    はじめにあがめよ ガネーシャあがめよ
1 1 1 1  はじめにあがめよ ガネーシャあがめよ
1   1  はじめにあがめよ ガネーシャあがめよ

(3)音源のリードでコーラスを歌える

音源に合わせて歌いますが、まずはコーラスを一緒に歌います。

(4)音源と一緒にリードを歌える

音源に合わせて歌いますが、今度はリードと一緒に歌います。回数やメロディを覚えていないとうまく歌えません。

(5)音源なしでメロディを正確に歌える

(4)ができるようになると、バジャンで歌えるような自信がついてきますが、この(5)をしていないで、本番で歌うと驚くほどメロディが取れなくて自信を失ってしまうことがあります。音源なしでゆっくりメロディを確認するように一人で歌うと、細かい音が分かっていなかったことが分かることがあります。より深くバジャンを理解するチャンスです。日本語バジャンはもちろん、ヒンディバジャンは特に細かいラーガ(メロディ)を理解するチャンスです。(5)に一番時間がかかることも多いです。

3.練習記録

調は、自分が歌う高さを表す和音で、音は最初の言葉の音です。
例:Fの和音でドの音から始まる

この情報がなくては、練習を繰り返しても毎回白紙にもどってしまうようなもので苦労します。練習する時に、この情報を始めに伝えられるとすぐスタートでき、練習の効果が高まります。そして本番で歌う時には、この情報なしではとても難しくなります。キーボードがある方は、ひけなくても調べ方が分かると便利です。スマートフォンの無料アプリでもキーボードがありますので、これでも十分です。調の和音が分からない方が多いので、調べ方を教わると役に立ちます。

1つの曲を100回練習しなさいという教えがあります。この練習の1回1回が何を練習して何ができるようになったのか、どこがまだできていないのかが分かると、繰り返しの練習が楽しくなります。感想の部分の例にラ・タ・バという文字がありますが、意味は以下の通りです。

ラーガ:メロディ
ターラ:リズム
バーヴァ:思い

バジャンの3つの要素を意識して練習を振り返る、感想が書きやすいです。メロディは大丈夫になっても、1行目のリズムが不安定だったり、メロディとリズムに集中していると、思いがこもらなかったりします。考えないでメロディとリズムができるようになって初めて、思いを込めることができるようになると言われます。一言ずつでも感想で振り返ってはどうでしょうか。自分の曲が増えるたびにこのシートが1枚ずつ増えていきます。喜びをもってバジャンを練習しましょう!

マイバジャン表


バジャン練習チェック表で練習をした曲が少しずつ増えてくると一覧表があると便利になります。アカンダバジャンの時には、これがあれば曲の調と音を出してもらって歌い始めることができます。東京センターでは、ホワイトボードに書いてもらえるので、ハーモニウムの方が最初の音を出してくれます。調も書いておくと、ギターの方がコードをひいてくれたり、ハーモニウムの方が1つの音だけではなく曲の和音を出してくれたりします。とても歌いやすくなるのでおすすめです。神様の名前も書いておくと、バジャン会全体のバジャン選びに役立ちます。クリシュナのバジャンをお願いしますなどと言われたときにあわてずに答えることができます。

いつでも、どこでも自分が歌えるバジャンの曲名と番号と音が伝えられると、とても楽しくなります!サイラム!