楽器バジャン練習ワークショップ

2016/9/19(月)

 ターラ(リズム)とユニティ(一体性)をテーマに、バジャン・楽器練習ワークショップを開催しました。日本各地のセンター・グループで実践している演奏方法や練習が紹介され、楽器はタンバリンとドーラクを中心に練習しました。はじめて叩いたという方も多くおられましたが、初心者から楽器担当となった実例も紹介されました。青年もギターを抱えて参加してくれました。

 まず、タンバリンとドーラクの楽器練習カードが紹介されました。スモールステップで一つ一つ達成しながら新しい内容に挑戦でき、自宅での個人練習に活用するためのカードでした。初級のステップは、子供から大人まで叩くことができる方法、中級はスワミの御前でタンバリンを叩いたことがあるインドの方から教わったシンプルですが奥深い練習方法、上級はプッタパルティでのナガラサンキールタンの音源を参考に練習する方法がありました。また、タブラが叩ける方にどのようなリズムで叩いているかをゆっくり実演していただきました。タブラを叩いたことがない人にとって、バジャンのリズムの理解を深める機会となりました。ハーモニウムなしでバジャンを行うグループやファミリーバジャンでも、手拍子とタンバリンだけでバジャンを行う期待が高まりました。

 参考資料として、関東地域ヒンディバジャン トレーニングセッションで紹介されたバジャン チューターの全曲リストと日本でよく歌われるものを選んだセレクションCDが紹介されました。また、前述のナガラサンキールタンの録音データ15個がラジオサイにアップされており、ダウンロード方法が説明されました。

 楽器を練習して上手になることはうれしいものです。しかし、楽器が上手になること自体を目標とせず、それを通じて神への帰依心を高め、バジャンにおける一体性を高めていきたいと思いました。特にリズムは、一体性と熱意を高めるためにとても重要な要素であると感じました。

 合間に行ったヴェーダ クラブでは、サンスクリットの発音をカタカナとデーヴァナーガリー文字の大きなカードを見ながら発音しました。数分の練習で、四つのデーヴァナーガリー文字を読めるようになりました。

 普段の定例活動の会場の倍以上の広さの会場に、熱意をもった多くの方が関東各地から参加してくださいました。会場での夕食後も自然とタンバリン練習が始まり、名残惜しい中、お開きとなりました。今後も定例活動の中や特別イベントとして、練習会を開催する予定です。


2016年09月10日|ブログのカテゴリー:2016