スタディーサークル

ブログ

2019年3月9日埼玉センター十七周年記念祭

SSIOJ副世話人の方をゲストに迎え、26名の参加者と共にいつもより大きな会場で記念祭を開催しました。テーマは、「生きる道」ダルマヴァーヒニーで、バジャンの後にワークショップを行いました。

司会者二名が会話形式でテンポよくかけあいをしながら進行しました。これは、ラジオサイでサイの学生が進行していたラジオサットサングという番組を参考にしたものでした。台本もこの番組をベースにして、ダルマヴァーヒニーの御言葉を追加していきました。活発なスタディーサークルを聞いているようなイメージです。

一つ目のワークは「人生におけるジレンマ」でした。バガヴァッドギーターのあらすじがスライドで紹介された後、アルジュナが「戦うべきか、戦わないべきか」のジレンマに陥り、クリシュナがアートマダルマについて教えを述べる場面を朗読劇で演じました。その後、参加者はワークシートに自分の人生のジレンマについて書きました。

二つ目のワークの資料は、バガヴァッドギーター12章です。この章ではクリシュナが、アートマダルマを実践するために必要な性質と、神に愛されている人とはどんな人かを繰り返し述べます。参加者はこの答えを予想してワークシートにたくさん書き、みんなで発表し合いました。答えは、以前にサイユースが作成したバガヴァッドギーター12章とそれについてのスワミの御言葉集から紹介しました。たくさんある中から少し紹介すると、「興奮や怒り、恐れや不安から解放されている人、敵と味方に対して同じ心で、名誉と不名誉に対しても同じ心で、非難と賞賛を同一視し、何にでも満足し、安定した心を持っている人、神への愛に満ちている人」などでした。

次はワークショップの一部としてヴェーダクラスを行いました。練習したのは、バガヴァッドギーターの12章20節です。サイセンターではフードマントラとして、バガヴァッドギーターの一節を唱えることが多いですが、他の節を唱えることはあまりありませんでした。ヴェーダテキストと同じ形式のテキストを使いながら練習しました。この節についてのスワミの詳しい解説文があったため、直訳だけでなく深い意味を感じながら練習することができました。この節のキーワードは、「ダルミャームルタム・不滅のダルマ」でした。

次は、人生の困難に対してどのように立ち向かえばよいのかをテーマにした朗読劇「郵便局長と息子」でした。この話はスワミの御講話から作られたもので、テーマは純粋な祈りでした。難しいアートマダルマを学んだ後に、最もシンプルで力強く、具体的な方法を学ぶことができました。

最後に、今まで学んだことのまとめのスタディーサークルを、「人生の困難・ジレンマとダルマ」について行いました。活発なスタディーサークルは、それぞれの発表の後に前の話につながる言葉が飛び交い、テーマについて多面的に学ぶことができます。順番に発表するのではなく、たくさんの方々の意見を聞くことができました。司会のかけ合いの中では、何度もキーワードの「アートマダルマ」が出てきました。一人で本を読むだけでは難しい内容も、いろいろなワーク、劇、マントラの練習を通じて最後にスタディーサークルで話し合ったことで、理解を深めることができました。資料は埼玉センターの会員ホームページやメールマガジンで共有したいと思います。埼玉センターのホームページから、どなたでも登録できますのでぜひご覧ください。

サティヤダルマを離れて追求されるアーチャーラダルマ(振る舞いに関するダルマ)と、アーチャーラダルマから離れてしまったサティヤダルマは、どちらも実を結ばずに終わります。その二つは解くことができないほど互いに絡み合っており、そのようなものとして扱うべきです。
「生きる道 ダルマヴァーヒニー P22」

その後、SSIOJ副会長のゲストスピーチをいただきました。1999年のインドブッダプールニマーで、スワミのパダナマスカールをいただける特別なダルシャンに参加した時のことです。あと数メールで自分の番がやってくるという場面で、ある思いが突然わいてきたそうです。それは、自分が担当していた、ビデオカメラマンの後ろに立って撮影のサポートをするというセヴァです。この時はそのセヴァをすることにはなっていなかったのですが、カメラマンの姿を見てサポートをしなければと思い、体が動いてしまったのだそうです。パダナマスカールの順番が来る直前で席を立ってしまったその人のことを、まわりの人は驚きとともに不思議に思いました。しかし、本人はそのセヴァが自分が行うべきダルマだと感じていたのです。結局、パダナマスカールのチャンスは逃してしまいました。しかし、後になってこの方は驚くべきことを聞きます。この方がダルシャンラインからカメラマンの所へ行ってしまった瞬間、スワミは立ち止まってその方を愛おしそうに優しくずっと見つめていたというのです。神だけがすべてを知っています。神だけが私たちのことを、すべて理解してくださっているのです。

ヴェーダクラブで練習したバガヴァッドギーター12章20節の訳です。

以上述べた、この不滅に至るダルマの道を尊び、唯一究極の目標として私を信頼し、一心に私と結びついている者たち、彼らは私にとってこの上なく愛おしい。

2019年03月09日

2019/2/16ワークショップ「生きる道 ダルマヴァーヒニー」の準備

2019年2月16日(土)

三月の記念祭のワークショップに向けて、スワミが書いた本「生きる道 ダルマヴァーヒニー」の学習会を行いました。

前回まで、ダルマに関するエピソードや御言葉を調べながら、「アートマダルマ」「身体と心と魂」「真理とは」という三つのキーワードについて、学びを深めてきました。ダルマに集中して生活し、日々の出来事からダルマを意識していると、その時間自体が霊性修行になります。

参加者からは「母にガーヤトリーマントラを教えたら苦しい場面でそれを唱えて救われたという話を聞き、スワミが自分の体を使って母にマントラを教えたのではないか? そして一緒にマントラの練習を定期的に行うことが親孝行になっていて自分のダルマなのだと思う。」「インタビューでスワミに直接声をかけられ、その後の人生で辛いことがあってもそれはスワミがダルマの道を歩むために与えてくれたものであると感じ、心の支えになっている。」「たとえ相手から攻撃されたり、その人がやるべき仕事を自分に押しつけられたりしてもそれは神様からの贈り物として受け入れる」などの意見が聞かれました。

人生には大事な場面で二者選択を迫られたり、ジレンマに陥ったりすることがあります。特にスワミのおっしゃっている「アートマダルマ」はとても深遠で難しいテーマです。学習会ではこのことを実感しながらも、このカリユガを生きる私たちにとって大切なものが、ダルマという言葉のなかに含有されているように感じました。

学習会のあとにバジャン5曲、アーラティーを捧げて定例会は終了しました。定例活動のほとんどの時間をダルマを掘り下げることに集中して多くの学びを得ることができ、記念祭に向けての気持ちが大きく高まったことを実感しました。

2019年02月16日

2019/1/5ワークショップ「生きる道 ダルマヴァーヒニー」の準備

2019年1月5日(土)

3月の記念祭で捧げる予定の特別ワークショップのテーマを、スワミご自身が書かれた本「生きる道 ダルマヴァーヒニー」に決めました。当初は本の要点を抜き出して分かりやすくまとめる作業をしていましたが、途中で考え方が変わってきました。帰依者向けにスワミの御教えの要点を発表するのではなく、帰依者だけでないすべての人にとって共通の問いかけから始めました。

「毎日、何をして、何を考え、何を幸せに思っていますか?」という質問に対して、現代社会の中であらゆる年代、性別、職業の人々が、さまざまな苦難の中、幸せを求めて考え、行動していることが分かります。そこから導き出されたのは、「どうすれば、幸せになれるのかを知りたい」というすべての人に共通の願いでした。それに対する答えの一つが「ダルマ」です。ダルマについて、さまざまな意見が交わされました。

スワミに出会って最も人生が大きく変わったのは、ダルマという価値を知り、生きる意味を知り、すべての行いの結果は自分に返って来るカルマの法則を知り、何を守って生きていけばよいのかが分かったこと。五大価値のすべてが人類にとって意義深い価値であるが、今の日本と世界にとって「ダルマ」という価値は、最も必要とされている価値ではないか。「知っているけどできない」ではなく、「まったくその価値観が見失われている」ものがダルマであり、ダルマを知ることで人生が大きく変わる。環境、政治、経済、ビジネス、学校、地域、家庭、食文化、娯楽など、あらゆる分野においてダルマよりも目先の損得が優先され、みんなの幸せを脅かすものが当たり前のように存在している。人生の迷いがなくなり、やるべきことがはっきりすると、たとえ大変になってもよかったと思えた。インタビュールームでスワミから受けた指示は自分が望んでいた内容ではなかったが、現在の自分のダルマとなっているなどの意見が聞かれました。

バジャン練習では、リードの練習に加えて、タンバリンのアクセントの場所や楽器を同時に止めるところも練習しました。サルヴァ ダルマ プラールタナーをあらためて練習することができ、アートマリンガというリズムが難しい箇所を注意して歌いました。また、アーラティの回し方について、サイの学生の方から以前教わった方法を練習しました。バジャンのキーを確認してメモを取りながら練習することが定着して、リードの音域やコーラスの音域に合わせて歌うことができるようになっています。

バジャン後の御言葉では、「スワミの財産は学生たちです」という言葉が紹介されました。サイの学生はインドから世界中に広がり、世界を変えています。日本各地でサイの学生の方々とのサットサングに参加したことがある人は、その大きな影響を体験したことと思います。一方で「サイの学生」とは、インドのサイ大学の卒業生だけでなく、サイの御教えを学び実践するすべての国の人であるということも繰り返し言われてきました。この広い意味でのサイの学生が、家庭や学校や会社や地域において周りに大きなよい影響を広めることができる存在になるべきです。社会のみんなが幸せになるための答えが、スワミの御教えにあるのです。スワミの御教えによって自分がまず幸せになり、次にまわりの人たちに幸せと愛を拡大していきたいです。今回企画しているワークショップは、愛と幸せを拡大するために大きな助けとなるものを目指して、劇や歌、スタディーサークルを合わせて企画しています。私たちが、スワミのメッセンジャーとなることができますように。サイラム。

2019年01月05日

スタディーサークルを楽しく活性化させるグループワーク

2018年9月1日(土)

クリシュナジャンマシタミー特別プログラムを、いつもより時間を拡大して開催しました。ヴェーダクラブでは、ヴィシュヌ神の化身であるクリシュナの降誕祭ということで、ヴィシュヌ ガーヤトリーマントラを練習しました。聞きなれた言葉も含まれている2行ほどのヴェーダですが、難しい発音もあり、繰り返し唱えました。

その後、先日の関東サイユースの活動でも紹介されていた、スタディーサークルを楽しく活性化させるグループワークを10分ほど行いました。「最近食べたおいしい食べ物」から「好きな御言葉」までいくつかの質問を、ゲーム性のある方法で発表しました。そしてその後、クリシュナはドワーパラユガに愛と平安を育むために化身したという御講話を紹介して、スタディーサークル「愛と平安」を1時間15分行いました。

特に平安についていろいろな視点からの意見が出ました。肉体を去る瞬間にこの「平安」を感じることが目標である、たった今唱えたヴェーダの後の静寂にそれを感じた、平安は騒音や忙しさにあふれている現代社会と対照的なものであり一般的にはあまり認識されていない概念とも言える、夜明け前の大自然の中や海の波から聞こえるオームの音にそれを感じる、自分の苦しみへの理解・共鳴を他者から得らると大きな安心を得られるなどの話がありました。どれだけ自分を攻撃、避難する相手に対しても、深いところで相手の幸せを願う平安な心があるという発見や、苦しいときにはスワミにひたすら話しかけて神にしがみつくという態度、どんな出来事でも自分にとってよいことであると思う態度について、多くの苦しい体験を経て自然に感じるようになったという体験談がありました。このような体験談を本人から聞くことができるのが、サットサングで一番啓発される瞬間です。それぞれの人生がそれぞれの人のメッセージになり、その愛のメッセージを広げてくれていると感じました。

クリシュナの物語を描いた絵がたくさん紹介され、祭壇にクリシュナの写真を飾り、バジャンとアーラティが捧げられました。

2018年09月01日

山の日特別プログラム

2018年8月11日(祝日)

山の日特別サットサングを開催しました。テーマ「愛を広げる」~家庭に、社会に広げるために~で、ゲストをお迎えしました。関東地域から多くの方が参加してくださり、30名以上のサットサングとなりました。

はじめに埼玉センターでは恒例のバジャン・楽器練習を行いました。タンバリンやターラムをたくさん用意し、それぞれ楽器やバジャンリードの練習をしました。いろいろな楽器のリズムを合わせて、バジャンの歌を乗せると、多様性の中の一体性が音として感じることができます。スワミが手で拍子をとってくださっていることをイメージして、一緒に止まったりアクセントを付けたりしました。はじめてドーラクをたたいたという男性の力強い音が、皆に元気を与えてくれました。

ゲストスピーチでは、長い間スワミと共に歩んできた人生の出来事と気づきを、率直な言葉で語ってくださいました。途中、家族やサイセンターの懐かしい写真も見せてくださり、歩んできた歴史の深さを感じることができました。何を行うにも、「意図が純粋か、愛があるのか、平安をもたらしているか」という問いにより、日常生活におけるサーダナの方向性を確かめることができることを知りました。山ほどのエゴに向き合い、どれだけ困難があってもスワミと対話を続けて、家族と共に歩き続けてきたという人生のメッセージをはっきりと感じることができました。

スタディーサークルでは、男女に分かれて3グループで行いました。埼玉センターでは、ヴェーダやバジャンなどをテーマに大きな会場でサットサングを開催してきましたが、今回は、スタディーサークルをメインに考えていました。スタディーサークルに参加したくて多くの人が集い、神とのつながりを深められることを願っていました。当日は、ゲストとしてお招きするような方がたくさん参加してくださり、豪華なスタディーサークルとなりました。

文化祭プログラムは、朗読劇「カルシャティ イティ クリシュナ 魅了する者クリシュナ」を埼玉センターが担当し、クリシュナの御名を歌うディヴォーショナルソングを埼玉センターとユースで協力して捧げました。埼玉センターのメンバーの多くが初めて劇に挑戦しました。特別練習日として木曜日に集まり、劇の練習とバジャン練習をしました。木曜日が楽しみで、全員で作り上げる喜びにあふれる準備期間となりました。劇は、小学生か中学生の時以来ではないかという声も多く聞かれ、とても新鮮でした。練習をする度に台詞の雰囲気が大きく変わりました。子どものころのクリシュナとスワミのエピソードを交互に紹介する内容で、初めて聞くエピソードが多くありました。映像は、クリシュナの美しい絵と、スワミが若いころの白黒の写真をたくさん使用しました。神と帰依者がさまざまなエピソードを通じて絆を深めていく様は、神がいつも見守ってくださっていることを教えてくれます。まぶたが目を守るようにいつでも、神は人を守ってくださるのです。最後の言葉は以下の御言葉でした。

宇宙至高神についてのみ考え神の化身の甘美な物語を聞きなさい。物語を何千人もの人が聞くのは珍しいことではありません。しかし英知を得ることができるのは、聞いた話を完全に信じた人のみなのです。信念によって心は清められるのです。

「カルシャティ・イティ・クリシュナ--魅了する者クリシュナ」クリシュナは皆を引きつける至高の力をもっています。こうした魅惑する力はすべての人の中にあるのです。すべての人がクリシュナであり、スワミです。すべての人の中に神の愛があり、その愛は広がるのです。

参加者からの感想です。
朗読劇では、担当になったところに自分への特別な意味があるということを聞き、実感することができました。ラーマの帰依者シャバリやゴーピーたちの神への愛、クリシュナへの愛の感覚に全てを忘れてバナナの皮を捧げてしまったというエピソードについて、どのように深い至福なんだろうと、憧れのような思いを感じています。私にとって、神への愛を深めるということが今とても必要なのではないかと、思い至りました。

また、役になりきって演技することで、自分の殻(エゴ)を破ることが少しできたのかもしれません。こんなに下手でいいのかなと思うところもありましたが、自分の下手さも受け入れ、それでも皆さまの前で表現する場をいただけることに感謝して、上手い下手ではなくできる限りのことをしようと思いました。これは、バジャンに関しても同じ思いです。そして、有島さんご夫妻のお話が、とてもとても心に響きました。奥様のお話にありました、純粋な意図で、愛からできているのかということ、ご主人様のお話にありました、日常の一つ一つの行為を全て神へお捧げする、実感していくということ。家に帰ってから、そのことを強く意識するようになり、全ての行為を神にお捧げすることを試みています。すると、丁寧に物を扱い、きれいに洗濯物をたたみ、、心が満たされ、喜んでいるような感覚を感じるようになりました。日々の家事を礼拝に、実践しようと思います。そして、全ての行為が、純粋な意図からのものなのかと、奥様のように、いつも自分に問うようにしようと思いました。そう思うと、家族に対する行動も、これは自分のエゴで言ってるなとか、今のは純粋だったかも、など、チェックできる基準がはっきりしたように感じます。これを実践して、神様への愛を深めていけたらと思います。

9月のクリシュナジャンマシタミーに向けて、クリシュナとスワミの神の化身の物語を学び、伝える機会となりました。そして私たちと神をつなぐ「愛」を、家族に、社会に広げていきます。広げれば広げるほど、神との愛が深まります。ゲストの方をはじめ、関東地域の多くの方々に支えられ、今回もサットサングを捧げることができました。終了後には、埼玉センターのメンバーが分担して捧げた食事をプラサーダムとしていただきました。この時間はいつも一番にぎわい、また勉強にもなります。いつも見守ってくださるスワミと皆様に、心より感謝申し上げます。サイラム。

 

2018年08月12日

2018年の最初の活動

2018/1/9(祝日)

2018年の最初の活動を行いました。

スタディーサークルのテーマは、「変わりたい自分」で、今年の目標や、霊的な変容をテーマに話し合いました。冬の海の波の音を聞きながらオームを唱えた時に波とオームが一つになるように感じられた体験、インドのスワミの病院であるスーパースペシャリティホスピタルで治療を受けて奇跡的に病気がなくなった体験、日々の家庭生活で苦しみながらも目標をもち奮闘している体験、年末に病気で寝込んでいるときに身の回りの風景が突然まったく異なった世界に見えて物質・心・アートマの世界の精妙さを垣間見た体験など、さまざまな話を本人の言葉で聞くことができました。

 また、二つのエピソードが紹介されました。一つは、ヴィジャヤクマーリ著「アンニャターシャラナムナースティ」という本に書かれている、スワミの周りに限られた人しかいなかった昔の体験談です。著者がスワミと過ごした日常は次のようなものでした。

朝4時ごろに起きてスワミの部屋の前でスップラバータムを歌い、スワミがお目覚めになるとバジャンを歌ったり、物語を朗読したりする。8時ごろから昼食を用意したり、スワミを囲んでお話をしたりして過ごし、11時から14時まではバジャンを歌う。15時半まで昼食を食べ、16時ちょうどにはチトラヴァティ川へ行き、願望成就の木の下でバジャンを歌う。スワミは、砂から甘いお菓子や辛い料理を物質化してくださり皆でいただいた。時には、スワミは砂の中に手を入れてジャパマラや神像を取り出し帰依者にプレゼントしてくださった。20時ごろにマンディールに帰るとバジャンを23時ごろまで歌い、夕食を食べて眠るのは夜中の2時過ぎだった。そして4時ごろにはまた起きる。

何と幸せな、贅沢な日々だろうかと、現代の私たちは思います。しかし、神と出会う機会に恵まれずに現代社会の苦しみに耐えながら生活する人生と比べれば、スワミと出会った私たちの人生は、著者と同じようにいつでも神を思い、神の栄光を見たり聞いたりすることができる神の恩寵に満ちた人生です。著者が当時はその価値を分かっていなかったように、私もその価値を分かっていないのではないかと考えました。スワミは、帰依者に必要なものをすべて与えてくださいます。そのことに気づくことが大切なのではないかと思いました。

二つ目のエピソードは、サイの学生の体験談です。インタビュールームでスワミは、「スワミの値段はいくらですか?誰が私を買いますか?」と次々に質問されました。誰も答えることができないでいると、スワミは小さく指を広げられて「これだけの純粋な愛です」とおっしゃったそうです。この質問の前には、インドで広範囲の地域に清潔な飲み水を提供した「恵みの水プロジェクト」の時の知られざるエピソードもあり印象に残りました。帰依者が神のためにできることは何なのかを深く学ぶことができました。

今年も早速、神の愛の物語を聞き、互いの実践と変容を分かち合い、神の御名を共に唱えることができました。サイラム。

2018年01月09日

2017年締めくくりの定例活動

2017/12/9(土)

2017年締めくくりの定例活動に、スワミは16名のサットサングを集めてくださいました。いつもは広く思える会場に、入りきれないほどの人が次から次へと集まりました。初めて参加する方がたくさんおられる一方で、数十年前のスワミとの思い出を話してくれる方もいました。尊敬する年長者の方も、小さな子どももいました。

初めにオームカーラムについてのセッションを行いました。以前、サイの学生の方が日本で行ってくださったプログラムを参考に、「ア」「ウ」「マ」の三つの音から「オーム」が唱えられることを練習しました。途中で会場に入って来た方々は、オームカーラムについて、渚に立って波の音を聞くイメージで唱えるというエピソードを話し合いながら会場に入ったら、オームカーラムの練習をしていたということを教えてくれました。最高のディレクターでおられるバガヴァンは、このように私たちのサットサングを応援してくださいます。やる気がますます高まり、オームカーラムの練習を3回繰り返す間に、最初は3名だったオームが最後には16名のオームになっていました。2017年の締めくくりの活動のはずが、新しいサットサングが聖音オームと共に集い、始まったように感じられました。

初めて参加した方も多い中で、スタディーサークルをテーマ「人生の意味」で行いました。スワミとの出会い、神への信仰、仕事の霊的意義などの観点から、人生の意味を話し合いました。キーワードとなったのは「自分をなくすこと」でした。十字架の意義は「I」を切ることというスワミの御教えや、神道で祀られている「かがみ」から我「ガ」を取ると「かみ」になるというエピソードが紹介されました。仕事を自己成長の場としてとらえ、今まで怒りがわいていた場面でも、自分のエゴを取ることや相手を許すことで平安が得られたという体験や、ピンチこそチャンスであるという人生の体験談が数々紹介されました。

初めて参加する方がいるサットサングは、スワミが与えてくださっている数々の宝に気づくことができる恩寵の時です。ガーヤトリーマントラとバジャンを練習しながら、そのことを実感しました。初めてスワミのガーヤトリーマントラの声を聞いたときの衝撃と喜びを思い出しました。そして、それを分かち合う機会を与えられているということは、スワミの愛の流れの中で自分が道具として使っていただいているということです。熱意と輝きがあふれる新しいサットサングの方は、このような感動と気づきを与えてくださいます。

バジャンとアーラティを捧げ、今年の定例会を結びました。終了後には夕食をとりながら、スワミとの体験談をゆっくり、たくさん分かち合うことができました。サイラム。

2017年12月09日

2016/1/10

 2016年最初の定例会の報告です。

ヴェーダクラブ
埼玉センターでは、当日の参加者に応じて、プログラムを実施することがあります。今回はヴェーダクラブで、埼玉では初めて学習するヴェーダを取り上げました。それは、「シヴァ パンチャクシャリーマントラ」というマントラで、シヴァ神をたたえる強力なマントラとして知られています。このマントラを唱えながら、ヴェーダの5つの唱え方についても合わせて学習しました。5つの唱え方とは、サンヒターパータハ、パダパータハ、クラマパータハ、ヂャターパータハ、ガナパータハの5つで、2012年にヴェーダナーラーヤナン先生が来日された時のスピーチでお話しされていたものでした。
 資料は、Mantra Pushpam(マントラ プシパム)という本です。この本は、かつてプッタパルティのサイの学生がヴェーダを学習するのに使用していた本で、デーヴァナーガリー文字(ヒンディ語やサンスクリット語を表記する文字)で記載されています。現在は、SSSBPT(インドにある公式のサイ文献の出版協会)から、アルファベット文字で記載されたヴェーダ テキストが多数発売されていますが、10年前には、このような本はほとんどありませんでした。Mantra Pushpamの本には、膨大な量のヴェーダが記載されているのですが、それでもよく唱えられるヴェーダの一部のみが収録されているようです。古の時代からシルティ(口伝)で伝わってきたヴェーダの全体は、創造を超えるものであると感じました。
 このMantra Pushpamのヴェーダの5つの唱え方が書いてあるページを、アルファベットと日本語に翻訳したシートを資料として作成しました。
 紙に書くことも、CDに録音することもできなかった時代に、膨大な量のヴェーダを伝えるために、賢人はさまざまなヴェーダの唱え方を用いて、正確に伝えていたことが実感できました。また、ガナータハの唱え方は同じ言葉が何度も繰り返され、非常に力強いものとなります。プッタパルティで唱えられることもあるようです。ガナパティ プラールタナーやガーヤトリー マントラ、ナマカムなどのよく唱えられるヴェーダのガナパータハは、今までよく知っていたヴェーダが、全く新しいものに生まれ変わったように感じられます。今回は、ほんの数秒で唱えられる長さのシヴァ パンチャクシャリーマントラを、5つの方法で何度も繰り返し唱えました。

スタディーサークル
テーマは「内なる声」で、資料は「真の教育 サティヤ サイ エデュケア講話集」P36-38を使用しました。この部分では、良心(コンシェンス)、顕在意識(コンシャス)、意識(コンシャスネス)について、以下のように説明しています。

1.「意識」はすべてを取り巻いている神性で、この「意識」から「顕在意識」が肉体の中に入ります
2.人の肉体の中にあるアートマ原理が「良心」です
3.「顕在意識」は肉体と感覚に関連する意識です

 1から3の箇条書きで分かりやすかったのですが、さらに分かりやすいように意識を風船に例えた説明がありました。

子供が風船で遊びます。風船が割れて、風船の中にあった空気が外の空気と溶け込むまでは、風船は膨らんでどんどん大きくなります。空気が風船の中にある間は「良心」です。風船が割れて中の空気が外の空気と混ざると、「良心」は「意識」になります。

 「良心」は辞書では、「善悪・正邪を判断し、正しく行動しようとする心の働き」とあります。しかし、上の文章で使われている「良心」は、さらに精妙なもので、アートマと本来は一つであったものです。風船の中の空気と風船の外の空気が、良心とアートマに例えられると、イメージしやすかったです。

 日常生活で、私たちは選択に悩む場面によく出会います。そんなとき内なる声に耳を傾けます。そして内なる声が聞こえたと思ったとき、それが良心の声なのか、エゴの声なのかで迷うことがあるという意見が出ました。せっかく聞こえた気がしても、自信がもてないと苦しみはなくなりません。

現代の人々は、単に肉体だけを意識している状態です。肉体は風船や水の泡のようなものです。心は狂ったサルです。肉体や心に従ってはなりません。良心の指示に従いなさい。現代の人々は、アートマ原理よりも、肉体に執着しています。自信に欠けていることが、あらゆる欠点の主な原因です。人々は富や財産や権力を信頼しますが、真我を信じていません。
「真の教育 サティヤ サイ エデュケア講話集」P38

 真我、アートマの存在を信じることは大きな一歩です。アートマについて、頭では信じていても、いざという場面でその信念は揺らいでしまいます。しかし、誰の内にも必ずある良心は、アートマと一つであったものなのです。この世の中で起きるさまざまな苦難や試練に対する唯一の解決は、アートマへの信念であると思いました。

2016年01月10日

2015/9/6クリシュナジャンマシタミー

 

クリシュナ ジャンマシュタミー記念プログラムを行いました。

 はじめのヴェーダ チャンティングでは、ガナパティ プラールタナー、ナーラーヤ ナウパニシャッドを唱えました。 2006年のインド サーダナキャンプで、日本グループが初めてスワミの御前で唱えるために練習したヴェーダです。

 役員交代式では、埼玉センターを長年支えてくださった世話人の方から、メッセージをいただきました。 サイセンターで活動する意義と心構えについて、長年の経験を踏まえたアドバイスをいただきました。

 その後、三つのプログラムを行いました。 一つ目は、ワークショップ「五大価値と神の化身(アヴァターラ)」です。 書籍「真の教育 -サティヤ サイ エデュケア講話集」をもとに行なわれました。
 この本の中には、トレーターユガには、ラーマが真理と正義を育み、ドワーパラユガには、クリシュナが、平安と愛を育んだと書かれていました。 では、現在のカリユガには、誰がどの五大価値を育むのでしょうか。 その答えは、予想とは大きく異なったものでした。

 二つ目は、フードマントラについて、ヴェーダ(マントラ)クラブを行いました。 日々、最も頻繁に唱えるマントラの一つであるこのマントラは、バガヴァッド ギーターの中でクリシュナによって語られた言葉です。 ヴェーダナーラーヤナン先生が唱えている音源をお手本に練習しました。 またその意義については、書籍「霊性修行の手引」でスワミが食前の祈りについて教えている部分を読みました。 そして意味については、一行ごと一語ごとについて学びました。一行ごとの意味が、イラストで表されているテキストを見ながら唱えました。 くっついて発音されていた言葉が、二つの言葉に分かれると意味が分かる部分もありました。

 三つめは、「愛は源 愛は道 愛はゴール」についてのスタディーサークルです。 書籍「プレーマ ダーラ 愛の流れ サティヤ サイ ババから学生への書簡集」のP6からP9の手紙を、字幕と音響つきの映像を見ながら朗読を聞きました。 そして自分が一番好きな部分を選び、その理由を全員で発表しました。この手紙は、最も偉大なヴェーダの教えを、誰にでも理解できる、愛に満ちた詩的な言葉で書かれていました。 この手紙を、以下に紹介いたします。

プレーマ ダーラ 愛の流れ サティヤ サイ ババから学生への書簡集」P6-9

不滅なる命の子どもたちよ!
あなたがたが 私の似姿として
創造されたのだということを
覚えておきなさい
完全なのです!

あらゆる意味で すべての水準において
その似姿にふさわしく生きていきなさい!
大師たちのように生きなさい!

この地球上を 堂々と歩みなさい
魂を高く飛翔させながら・・・
愛に心を開いて・・・
自分自身と内在の神を信じなさい
そうすれば すべてがうまくいくでしょう

地球は 私の生命によって創造された
私の存在の顕れにほかなりません!

あなたがどこを見ようとも 私はそこにいます
あなたがどこを歩こうとも 私はそこにいます
あなたが誰と接しようとも 私はその人なのです
私は 全き栄光そのままに
一人ひとりの内にいるのです

あらゆるところに私を見なさい
一人ひとりの内にいる私に語りかけ
私を愛しなさい

そのとき私は 一人ひとりの中から応え
あなたを栄光へと導くでしょう
あなたは ある場所に私を見て
別の場所には私を見ない ということはできません
なぜなら 私はすべての空間を満たしているからです

あなたは 私から逃れることも
私に隠れて何かをすることもできません
なぜなら 私にとって
秘密は存在しないからです

生きなさい・・・生きなさい・・・
私の掟に完全に従いつつ生きなさい
そうすれば 驚くべきことが起こります!

考えてもごらんなさい
あなたの過ちは あなたの中を
自由に流れる私の存在の本質を
妨げることができるでしょうか?

私があなたの過ちを明示するよう
今 この瞬間 あなたの瞑想の静寂の中で
私に願いなさい

あなたに内在する 私の潜在意識から
古い記憶を湧き上がらせなさい
過去の傾向を・・・
忘れ去られた古い感情や思いを

さあ それらのものを光の海に投げ込み
意識から焼き払ってしまいなさい
あなたが 私の存在の
真の象徴となることが
できるように

今この瞬間に 思い描きなさい
あなたの中で燃えながら
より高く ますます高く立ち昇っていく
燃え盛る私の炎を

それは あなたを静め 清め 癒す炎です
あなたに潜む悲しみを和らげ
安らかな静けさで あなたを満たす炎です

私の愛の中に憩いなさい
今日に至るまで幾多の人生の中で
あなたが体験してきたすべてのことを
私の救いの光の中で 溶かしてしまいなさい

私という存在の子どもたちよ!
あなたがたの悲しみと恐れを
私の内に溶かしてしまいなさい
あなたのすべてのカルマを
私が拭い去ってあげましょう

あなた自身の真の意識そのものである
私の意識の中に帰ってきなさい
あなたの内なる真我である私のもとに帰る以上
取るに足らない自我などは
今すぐ立ち去らせてしまいなさい

あなたは今 私の輝く栄光に満ちた真我そのもの・・・
もはや 私から離れた存在ではありません
私に溶け込みなさい・・・私に融合しなさい!・・・
私になりなさい!

 

2015年09月06日
» 続きを読む