文化祭

   

文化祭を振り返って

   

 スワミの蓮華の御足に愛と感謝を込め、皆様の祈りと共に捧げます。

 5月29日、30日の両日、ホワイトフィールドにてインド花祭りの文化祭が行われました。プログラムは以下の通りでした。

29日

 詩の朗読『私は忘れない』

 アイヌ伝統舞踊

 和太鼓・三味線・尺八のセッション『天の鼓動』

 アート ペインティング-光の芸術

 ドラマ『神々の黄金のメッセージ』

30日

 天照大神と大国主命の舞『神々の降臨』

 節分をテーマにしたドラマ『鬼やらい』

 和太鼓・三味線・尺八のセッション

 各プログラムの担当の方々に本番までを振り返っていただき感想を寄せていただきましたが残念ながら全文を載せることができませんので皆様の思いを総括してここに述べさせていただきます

 スワミは私たちに様々な試練と恩寵を与えてくださいました日本国内での各地区の練習においてはある地区は200キロの距離を超えて練習を行わなければならなかったり自分たちの中では完成していたつもりでも厳しい指摘と修正あるいはやり直しを強いられたり出演者同士の中でも意見が分かれまとまりがつかなくなったり更に現地ではより良いものに仕上げたい気持ちとは裏腹に練習場所や時間が思うように確保できなかったりとまさに『忍耐』の連続であった様に思えます

 『何かを学びとるためには何かを犠牲にしなければならない』と頭では理解できてもそれを実際に体験してみると精神も肉体もこれ以上できないというところまで追い込まれこれまでに自分がつちかってきた考え方や習慣までもが表出し自分の鏡となって「本当にこれでいいのですか このままでいいのですか」と自分自身に問いかけてくる様でした

 私たちがより良い自分へ自分自身を変容させるためにはどんなことが起こったとしてもあきらめずに必ずやり遂げる信念をつくりあげることが必要なんだということを学んだ様に思いますそしてそういった思いがスワミの恩寵によりある機会や試練が与えられその結果にもかかわらず祝福していただけるのではないでしょうか 文化祭のエンディングの時スワミを中心にすべてがひとつになりましたナラヤナ ナラヤナ ナラヤナ……と何十回くり返したことでしょうスワミは、全員に祝福してくださり誰もがその場を立ち去りたくないこのまま時が止まってしまえば良いと思ったに違いありませんその光景は心に深々と焼きつき忘れることなどありませんあの瞬間が心にある限りこれからも起こるであろう様々な試練に対して私たちは負けるはずがありませんたとえ一度や二度負けても必ず最後まで戦い勝利に到達できる確信がありますその自信をスワミは私たちに与えてくださいました

 母なる愛で見守り父なる愛でお導きくださるスワミにお祈りいたしますこれからのより強きスワミへの信愛と信念への一歩一歩を踏み出す勇気と力をお与えくださいますことを皆様と共にお祈りいたします

オーム サイラム

京都グループ

  

「私は忘れない」 有島 政

覚えていますか

両親があなたに注いだ眼差しを

父親があなたを導いたことを

母親があなたを育んだことを

兄弟姉妹があなたと遊んだことを

友人があなたを助けたことを

神があなたに語り続けていたことを

   

覚えていますか

清らかな瞳を

正しいことしか知らなかった日々を

ほんのわずかも疑うことすら知らなかった日々を

あなたの存在そのものが

他の人たちを幸せにしていたことを

神があなたに語り続けていたことを

   

覚えていますか

自分自身をはじめて傷つけたことを

他の人を悲しませたことを

自分の過ちに気づいたことを

他の人を責めたことを

言葉を選ばず発したことを

浅はかな行動をとってしまったことを

神があなたに語り続けていたことを

   

覚えていますか

自然の摂理にはじめて気づいたことを

生きているものが死ぬということを知ったときのことを

そしてその瞬間を体験したときのことを

神があなたに語り続けていたことを

覚えていますか

   

神はあなたの中から

あなたに言い続けています

私はあなたを決して忘れない

私はあなたを決して見捨てない

善を思い 善を見なさい

善を聴き 善を語りなさい

そして善をなしなさい

私はそこにいます

私はあなたと共にいます

私はあなたを忘れない

   

私はあなたを忘れない

   

   

『神は決して帰依者を忘れない

神は決して帰依者を

見捨てることはあり得ない

帰依者だけが、神を見捨てるのです』

          ─ババ

       


目次に戻ります

(C) 1999 Sathya Sai Organization Japan