食事
5月30日の昼食は日本人帰依者により、キャンティーン(アシュラム内の食堂)にて和食が出されました。
インド花祭り食事セヴァに参加して
この様なツアーに参加させていただいたのは今回が初めてで、もちろん、スワミの元へ集って来られる方々をおもてなしする側に立ったのも初めてでした。今回の感想を言葉で表せば、本当に楽しく、ありがたく、それは、天界で神様と一緒になって行った学園祭で模擬店でもやらせていただいたような夢の様に楽しい6日間でした。
食事のセヴァに関しては、メニューを決め、レシピを作り、少しの日本的な食材、器材の手配、想像の中での作業行程を考える以外は日本で出来る事は何もなく、現地の野菜の質から、調理器具、調理場の広さや設備等はっきりしたことはほとんどど分からず、すべてが「行ってから」といった状況でした。にもかかわらず、必ず成功する事が分かっている所での作業という安心感がメンバーの中にあり、後は現地に着いてから、できる限りのことをさせていただくだけ、といった感じで出発の日を迎えました。ただ、食事のセヴァの担当になってからずっとお祈りしていた「かかわってくださる方々と調和の中で和をもって、スワミが喜んでくださるようなきれいな食事が作れますように」というお祈りだけをもって出発しました。
ホワイトフィールドに着いてからは、皆さっそくキッチンのセヴァに入り様子を見なければとか、邪魔にならない時間を考えなければとか、キャンティーンのスタッフの方々とコミュニケーションを深めなければなどと思っていましたが、会った途端にもう前からの仲間の様で、スワミの元へ集う私たちには、距離も言葉も関係なく隔てるものもない様でした。
また、以前からセヴァをしておられる日本の方々にも色々教えていただきとても助けられ、キャンティーンの責任者のシスター サローチもまるで生徒を見守る先生の様に、何か困っていないか、必要なものはないかと気を配ってくださり、間違った事は、「違う」と愛をもって教えてくださりながら、できるだけ私たちがやり易い様にと見守ってくださいました。
当日は、素晴らしい文化祭をスワミと共に楽しませていただき、金の冠をつけた満月も付き合ってくれてのスタートでした。夜中の作業と言うことで、一つだけ気になっていた、お手伝いしてくださる方々も必要な人数の方々が集まってくださり、質の良い食材、十分な場所と器材、現地の方々の協力と、頼もしい各料理のリーダー、気がつくと足りないものは何もない、すべて揃えていただいていました。
急に人が増えたのでキャンティーンの通常の仕事量もグンと増えていて、私たちの作業開始の時間も予定より遅くなりましたが、その分まで挽回してくださった皆さんの働きは素晴らしく、信じられないくらい切れの悪いナイフでの長時間のカッティングや、眠気を誘う単調な作業の繰り返しもただ黙々とこなしていかれる姿に、責任と自分への挑戦と、深いところにあるスワミへの思いを見せていただいた様でとても励まされました。
一人一人が責任をもち、互いに調和して、和をもって行う、神へ捧げようとする仕事は、とても楽しく、気持ち良く、色々あってもすべてを包み込んで不思議なくらい順調に、喜びの中で進んでいくものだということを、また、スワミがおっしゃる「あなたがたの食事と睡眠は、私が預かります」という言葉どおり預けたら、補って余りある程のエネルギーを、それも喜びに満ちたエネルギーを与えてくださることを体験させていただきました。
スワミも喜んでくださっていたと聞きました。この様なセヴァに参加させていただき、係わったすべての方々に、行かせてくれた両親と家族に、そして、いつも見守り、教え導いてくださるスワミへ心からの感謝を捧げます。
ジェイ サイラム
大阪センター
《お捧げしたメニュー》
野菜じゃが
ちらし寿司
天ぷら
焼きうどん
いんげんの胡麻あえ
お味噌汁
さつま芋の茶巾しぼり
フルーツ寒天
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