統括世話人挨拶
オーム サイラム
スワミの蓮華の御足にお祈りを捧げます。
今回のインド花祭りは、日本が主催国となり、スリランカ、ネパール、タイ等の仏教国から、約1300名(日本から540名)の仏教徒が参加し、伝統的な日本仏教の儀式を通じて、私たちの帰依心をスワミにお捧げすることができました。私たち仏教徒にとって、ブッダの生誕をスワミのもとでお祝いできましたことは、非常に幸運なことであり、この上ない喜びでございました。
また、一年間の準備期間を通して、多くの方々に参加していただきました。美しい花御堂や祭壇、桜や鶴の飾り、日本庭園に立つ仏舎利塔、展示での日本仏教紹介、各地区による文化祭、キャンティーンでの精進料理など、それら一つ一つに深い帰依心が込められていました。それらにより、この花祭りに参加した多くの方々に、愛と感動を伝えることができたことと思われます。
そして、インド花祭りを開催するにあたり、サイ オーガニゼーション ジャパンでは、各地域がそれぞれの役割を担い、全体の調和を図りながら準備を進めてまいりました。花祭りという目的に向かい、心をひとつにするセヴァを通して、スワミは私たちに大きな贈り物をくださいました。それは、一人一人のハートに開く帰依の花であり、全体としての一体感、ユニティという大輪の花でもありました。この素晴らしいセヴァの体験を通じて、ユニティという芳しい花の輪が、地域から地域へ、そして日本からの参加者全員に広がりましたことが、何よりの喜びでございました。
また、インド花祭りを通じて、私たちは多くのことを学ばせていただきました。お互いに話しあうことでユニティが育まれること、皆の力で障害を克服することから一体性を体験できることなど、これら一つ一つの経験が私たちにとり意義深いものとなりました。
そして、何にもまして、スワミの愛を身近に体験できましたことは、至上の喜びでございます。さらに、今回の花祭りを、参加者の皆様が神への愛という甘い思いでハートを満たし、終えることができましたのは、何よりも皆様の深い信仰心によって、すべてが神と一体になって執り行われたからにほかなりません。
この花祭りでの体験を通しての学びが、帰依者の皆様一人一人の自己変革に、また霊性の向上になります様、お祈り申し上げます。
そして、すべてにわたり慈悲深く、私たちを見守り導いてくださいましたスワミに心より感謝を申し上げます。
ジェイ サイラム
サティア サイ オーガニゼーション ジャパン統括世話人 LP チャブラニ
インド花祭り実行委員会 統括世話人
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