毎年10月20日はアヴァター宣言の日として祝われています。1940年のこの日、年若い少年であったサティヤナーラーヤナ・ラージュが、自らが神であること、そして、その降臨の目的である輝かしい使命とを世に示した、歴史的な日です。
サティヤナーラーヤナは、いつもどおり学校へ出かけました。しかし数分後、家に戻ってきて、家の外の戸口に立ち、持っていた本を放り出すと、声を上げてこう言いました。「私はもはや、あなたがたのサティヤではありません。私はサイです」。義理の姉が台所から出てきましたが、ババの頭の周囲から射してくるまばゆい後光に目がくらみ、何も見えませんでした!
ババは告げました。「私は行かなければなりません。私はあなたがたのものではありません。マーヤー(幻想)は去りました。私のバクタ(帰依者)たちが私を呼んでいます。私には私の仕事があるのです。もうここにはいられません」。このことを聞いて急いで家に帰ってきた兄がことの次第を問いただしても、ババはこう言うだけでした。「私を『治療』しようとするのは、あきらめてください。私はサイなのです。私はあなたがたとは関係のない存在だと思っています」。何度くりかえし懇願されても、サティヤは二度と家の中に入ろうとはしませんでした。次の歌詞は、シュリ・サティヤ・サイが教えた最初の祈りの言葉です。 【1940年5月23日 サイババ宣言日の出来事】
サティヤは、税監査官のシュリ・アーンジャネーユルの家の庭に入り、木立の中にある石の上に座りました。たくさんの人が、花や果物、お香や樟脳などを持って方々から庭にやって来て、サティヤを礼拝しました。庭には、何百もの人が歌うバジャン(神を讃える歌)の声が響き渡りました。 【1940年10月20日 アヴァター宣言日の出来事】
ババの人生におけるこうした歴史的な出来事を祝うため、アヴァター宣言の日は信愛と感謝をこめて祝われています。
出典:http://www.srisathyasai.org.in/Pages/AshramInfo/Avatar_Declaration_Day.htm
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