唱えるスピードは。
ガーヤトリーマントラ108回を唱える時間は、
15分だと言われています。
しかし、私たち日本人にとっては、
この時間内に唱えるにはまだ発音の慣れがなく、少し早いようです。
多くの方々が唱えられるのを聞いてみると、
20分から30分くらいが多いようです。
スワミは、
「できるだけ多くのガーヤトリーマントラを唱えるべきです。」
とおっしゃっています。
そして、
「あせったり急いだりすることなく、
一語一語はっきりを明確に発音すべきです。」
ともおっしゃっています。
一回々々、ガーヤトリーマントラを丁寧に唱えることで、
85日間が終わる頃には、
ガーヤトリーマントラの意味と響き
そしてガーヤトリーマントラ自体に近づいていることと思います。
文中スワミの御言葉は、書籍「ガーヤトリーマントラ」より
【質問疑問】
マントラの発音について。
Q.このプロジェクトのホームページから音源をダウンロードしテキストを参考にしながら発音をある程度真似はできるのですが、独学であることにかわりありません。このような発音では意味のないものになってしまうでしょうか。
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Q.ガーヤトリーマントラは、正しく唱えないと害をもたらすと聞いたのですが、それは本当ですか?
ババ
「そうです。
それは唱える人を闇で包むという逆影響を及ぼします。
けれども、愛をもって唱えるなら、神はそれを受け入れます。」
【質問疑問】
分けて唱えられるのでしょうか。
Q.1日108回とした場合、いちどきに連続108回唱える必要があるのでしょうか。それとも、40回、10回、58回など1日の中で分けて唱えてもよいのでしょうか。
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もちろん、分けて唱えていただいても大丈夫です。
日常の中で、ガーヤトリーマントラを思い出し唱えることは、
日常の心を清め、人生を清め、
社会を清めていく貴重な体験となることでしょう。
【質問疑問】
唱える時間帯の制限は。
Q.このマントラは朝昼晩唱えるのがよいとのことですが、今回のこのプロジェクトでもこの時間帯に唱えなければ意味のないものになるでしょうか。
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「ガーヤトリーマントラは、
いつでも、どこでも唱えてかまいませんが、
心の清らかさだけは確保しなければなりません。」
【質問疑問】
シャンティを唱えるのはいつ?
Q.サイトに生活の中でその都度分けて行う方法が掲載されていましたが、この場合、毎回の詠唱のあと「オーム シャンティ、シャンティ、シャンティ」を唱えるのでしょうか、それとも最後の詠唱の際に唱えるのでしょうか。1マラ以上で唱えるときは、最低でも108回の詠唱の後にしか「オーム シャンティ、シャンティ、シャンティ」を唱えられないはずです。毎回「オーム シャンティ、シャンティ、シャンティ」を唱えたら、そこでマントラが終了してしまうため、マラとして成立しないとお聞きしております。
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オーム シャンティシャンティシャンティ は
身体、心、魂の平安を祈るマントラです。
いろいろなマントラ、ヴェーダの後には、
それぞれのシャンティのマントラが付いてくることがあります。
それと同じ位置づけで勧められているようです。
オームシャンティは、
ガーヤトリーマントラを唱えたあと、
すぐに日常の雑念の中に埋没するのでなく
ガーヤトリーマントラの恩寵を味わい、吸収する時間でもあります。
オームシャンティはガーヤトリーマントラの必須項目ではなく
神様からの恩寵です。
ガーヤトリーマントラは、
ガーヤトリーマントラのみで成立をします。
日常の中で、ガーヤトリーマントラが唱えられたとき
そこには平安があります。
そのガーヤトリーマントラに意識をあわせることが
一番重要になってきます。
スワミは、ガーヤトリージャパについてこうおっしゃっています。
「ガーヤトリージャパには実際のところ
なんの制限もありませんが、
伝統的には108回繰り返すことが必要とされています。
不幸なことに、回数が定められると、
その努力は無意識のうちに何としても数をこなそうという
強制的な断行へとおとしめられ、
ガーヤトリーマントラの
力と荘厳さを黙想するという喜びに影を落とします。
ガーヤトリーマントラへの愛と敬意、
そして、約束されている果報を信じることのほうが、
さまよう心でただ機械的に唱えることよりはるかに重要です。」
【質問疑問】
月経中のガーヤトリージャパは
どうでしょう。
(何人かのご質問をまとめてあります)
Q.月経中は唱えてはいけないと聞いたことがありますが、いかがでしょうか。またその時のチャクラは大丈夫でしょうか。
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スワミは、ガーヤトリーマントラを唱えるときの
身体状態の条件の制限については、
どこにも触れられてはいらっしゃいません。
ガーヤトリーマントラは三界に拡がり
あらゆるものを包み込む原初の力を持つマントラです。
からだの状態やチャクラなど身体に関連する次元もすべて包み込み
超えた存在です。
どんな状態でも、安心して唱えてみてください。
豆知識
ガーヤトリーマントラは「ガーヤトリー讃歌」とも呼ばれています。
ガーヤトリーマントラの最初の四つの言葉
「オーム、ブール、ブヴァッ、スヴァハ」は、
ガーヤトリーマントラの特色とも言える部分です。
この部分を除いて「タット・・・」から唱えると、
それは「サーヴィトリー讃歌」と呼ばれるマントラとなります。
つまり、
最初の四つの言葉があると「ガーヤトリー讃歌」、
最初の四つの言葉がないと「サーヴィトリー讃歌」と、
名前の異なるマントラになるというわけです。
【質問疑問】
心の中で唱えてもよいのでしょうか。
Q.このプロジェクトでガヤトリーは心の中で唱えてもいいんですか? うちは声を出してマントラを唱えると家人に嫌がられます。(特に静かな朝)
声に出さなくてもよいのなら仕事先でもできるんですが。
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もちろん大丈夫です。
ガーヤトリーマントラはオーム同様、
この宇宙に空間に満ちています。
ガーヤトリーマントラのないところは、
この三界のどこにもありません。
神様を、そしてその響きを意識し、
(心の中で)ガーヤトリーマントラの意味の中で唱えるとよいでしょう。
次の思いを抱きながら唱えることが勧められています。
「おおスワミ、この祈りによって、私のあらゆる思いとあらゆる行動を通して愛が輝くようにしてください」
生活・仕事での思い・言葉・行動のすべてを、ガーヤトリーマントラの意義どおりの愛で満たすように心がけるとよいでしょう。
【質問疑問】
オームは毎回となえるのでしょうか。
Q.1マラ唱える場合、始めにオームを3回唱えた後は毎回「ブール ブワッスワハ...」の前にオームを唱えなくてもよいのでしょうか? それとも、毎回「オーム ブール ブワッスワハ...」というようにオームを唱えるのでしょうか?
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はじめのオーム三唱は、場を清め、心を清め、
今からはじまるという合図でもあります。
ガーヤトリーマントラは、5つの節でできており、
・オーム
・ブール ブワッ スワハ
・タット サヴィトゥール ワレーニャム
・バルゴー デーヴァッシャ ディーマヒ
・ディヨー ヨー ナ プラチョーダヤート
ひとつひとつの節が大切な意味をもっていて、
この5つが合わさってガーヤトリーマントラになります。
ガーヤトリーマントラの最初の音は、毎回「オーム」で
はじめるのが正しいガーヤトリーマントラになります。
ガーヤトリーマントラ練習情報
ガーヤトリーマントラを練習するための情報です。
1.サンスクリットの音を日本人が聞き分けることは困難です。
サイ大学卒業生でもあるソーヌ博士による
ガーヤトリーマントラの練習が行なわれます。
正確な発音を確認しながら、
自分が気がつかない発音の違いを修正することができます。
この練習会は、全国サーダナキャンプ内で行なわれます。
日時:9月18日~19日
会場:日本バブテスト連盟 天城山荘(静岡県)
詳細:http://www.sathyasai.or.jp/event/2010camp.html
パンフレット:PDF
2.ヴェーダテキスト
サンスクリットを日本語文字で表すことは、
日本語にない音があるため不可能です。
その日本語にない音を表す発音記号を作成
日本人でもサンスクリットの音を
学びやすくしたテキストです。
「ヴェーダテキスト 第一回配本」
注文先:http://www.sathyasai.or.jp/ssp/BOOK.html
(こちらのテキストは、Amazonでの販売はしていませんのでご了承ください)