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サイババ、インフルエンザを追い払う

ある時、プラシャーンティ ニラヤムの小中高等学校にインフルエンザが野火のように広がりました。200人近くの生徒が変調をきたしました。夕方のバジャンが終わった後、スワミ(サイババ)はアルレージャ医師に学校への往診を依頼しました。医師は、約200人の生徒が高熱や咳や嘔吐に苦しんでいるのを見ました。感染は抑えられないように思われました。それは午後8時でした。医師は自室に戻り、もうスワミの部屋は閉まる時間なので、報告は明日の朝にしようと思いました。午後8時30分、ボランティアがやって来て、スワミがお待ちですと伝えました。医師は急いでスワミのもとへ行きました。ババは医師に尋ねました。

「私はあなたを待っていました。なぜあなたはすぐに私のところに来なかったのですか?」

医師は答えました。

「スワミ、私が戻った時、すでに午後8時をまわっていました。もうあなたの部屋の扉は閉まっているだろうと思ったのです。200人ほどの生徒がインフルエンザで苦しんでいます。私には、感染が広がるのを止めるのは不可能だということがわかりました。残念ですが、この段階では、もう薬は助けになりません。彼らを救うことができるのは、あなただけです!」

翌朝、ババは学校と病院を訪問しました。ババは、すべてのベランダと教室を一つひとつ、くまなく歩きました。校長先生が、よく掃除していないので、と主張するにもかかわらず、ババは屋上まで上がりました。それから、スワミは、ステンレスの寸胴に水を汲んで持ってくるようにと言いました。ババは大量のヴィブーティを物質化し、その水に注ぎました。ババは教師の一人に、その寸胴を持って歩いて教師と生徒全員にヴィブーティ水を配るようにと言いました。それ以降、インフルエンザは広まりませんでした。どの患者も4日以内に完治しました。スワミの医療は驚くべきものであり、計り知れません。

Venkateswara Sastry Jandhyala著『Tapovanam』Chapter 11より