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セントラル トラスト理事 V・モーハン医学博士からのメッセージ

オーム シュリ サイ ラム

私たちの主であり師であるバガヴァン シュリ サティヤ サイ ババ様の蓮華の御足に、謹んで愛と敬意を込めたお祈りを捧げます。

私はV・モーハンと申します。セントラル トラストの理事であり、糖尿病の専門医でもあります。サイの兄弟姉妹の皆様に愛を込めてサイ ラムと申し上げます。

私たちは今、おそらくは私たちのほとんどが人生で直面したことのない、一種の緊急事態に直面しています。ここ数年の間に、いくつかの災害が起こりました。そして、サイの帰依者として、セヴァダルとして、サティヤ サイ オーガニゼーションの会員として、トラストの理事として、私たちは常に誇りをもって、それらすべての災害において最初に現場に駆け付け、最後に帰りました。

しかしながら、兄弟姉妹の皆さん。新型コロナウイルスCOVID-19の緊急事態は、これまでに私たちが対処してきた他の災害すべてと、まったく異なっています。実際のところ、これは、サティヤ サイ オーガニゼーションとトラストがこれまでに行ってきたセヴァと同種のセヴァを行うことのできない緊急事態なのです。これまで私たちは、家を失った人々のもとへ真っ先に駆け付け、食物や避難場所を提供し、物理的な支援を行ってきました。今回はそのようなことはできません。というのは、この特別な災害、私たちが直面しているこの特別な感染拡大においては、私たちが何かを行うことが、私たち全員が感染したり、私たちから他の人に感染が広がるといった最悪の事態を招きかねないからです。

ですから、この時期に私たちができる最も重要なことは、感染の拡大を抑えることです。そしてあなたが行える最高のセヴァは、あなたの家族や愛しい人々のために、自分自身が感染しないよう予防に努めることであり、他の人に感染させないことです。私たちがすべきことは、感染を防ぐことです。メディアなどでたくさんの情報が流れていることを私は知っています。それはいくつかの事実を強調しています。私たちがすべきことは三つです。

第一に、そして最も重要なことは、いわゆる社会的距離を保つことです。このためには、可能な限り自宅勤務をする必要があります。なぜなら、私たちが移動した瞬間に、自分自身が感染するか、他の人に感染させる可能性が高まるからです。可能であれば、公共交通機関や、あらゆる種類の集会を避けてください。今こそそれを行うべき時です。もし、あなたが家から出歩くなら、何の意味もありません。どうしても仕事に行く必要がある場合は、他の人との間に最低2〜3メートルの安全距離を保ってください。誰でも知っていることですが、COVID-19ウイルスは飛沫によって、すなわち咳やくしゃみの飛沫を介して、他の人に感染します。ですから、たとえ自宅であっても、相手と最低1メートルの距離を保つようにしてください。なぜなら、80%のケースではたとえ感染していても無症状であるため、本人も知らないうちに他の人に感染させる可能性があるからです。

二つめは、頻繁に手を洗うことです。これは非常に簡単だと思うかもしれません。しかし実際には、これがCOVID-19感染の拡大を防ぐ最も重要な予防策の一つなのです。普通の石鹸と水を使ってください。高価なアルコール入りの消毒液を使用する必要はありません。 私たちは両手のすべての部分を洗う必要があります。つまり、手のひらと手の甲の両面、親指を含むすべての指と指の間、爪の先、そして残りの部分(手首など)まで。両手のすべての部分を洗うためには、少なくとも20秒は必要です。そうすれば、他人や自分自身に感染が広がるのを防ぐことができます。

マスクの問題については、私がお話ししたい第三のポイントです。マスクを着用すべきなのは誰なのでしょうか?感染しないようにと誰もがマスクを着用したがります。13 億人が暮らすインドのような国では、これはまったく現実的ではありません。皆が毎日マスクを着用し始めた場合、毎日13 億枚以上のマスクが必要になります。マスクの再利用はできません。1〜2 か月でどうなるかを計算すれば、我が国に十分なマスクを入手することはほとんど不可能であることがわかるでしょう。そして何が起こるのでしょうか?本当にマスクを必要とする人にマ
スクが行き渡らなくなります。たとえば、医師がマスクを着用しなかったり、医療従事者や感染者がマスクを着けなかったりすると、急速に感染が広がります。ですから、慌ててマスクを着用したりしないでください。マスクを着けるべきなのは誰でしょうか?マスクを着けるべき人は、症状が出ている人です。たとえば、咳、発熱、喉の痛み、くしゃみなどの症状がある場合は、他の人に感染させないため、マスクを着用する必要があります。誰かに何らかの症状があると知った場合は、その人がマスクを着用すべきです。可能であれば、その人と接触したすべての人がマスクを着用するのが望ましいでしょう。ですから、繰り返し申し上げますが、全員が日常的にマスクを着用する必要はありません。

SSSO 全インド会長、ニミシュ パンディヤ氏は、間もなく皆さんにガイドラインをお送りする予定です。私たちは全国評議会で会ったばかりで、そこでシンプルなガイドラインを作成しました。それはイラストの形で、まもなく皆さんに送られる予定です。

最後に、私が皆さんにお伝えしたいメッセージは、パニックに陥らないでください、ということです。テレビを見れば見るほど、Whatsapp のメッセージを聞けば聞くほど、心配になりますが、そのうちの半分はフェイク(偽物)のメッセージです。私たちはパニックに陥りがちですが、そうなった場合、もし私たちが恐れるようになった場合、それが意味することは一つです。私たちは十分な信仰を持っておらず、スワミを信じていないということです。

事実に目を向けてみましょう。すべてが始まった中国においては、8 万人以上が感染しました。私を信じていただけるのなら、こう申し上げます。これは中国の全人口の0.005%が感染したことを示しており、死亡したのは、このうちのわずか1%にすぎないのです。ですから、予防策を実践すれば、感染したり、感染して重症化する可能性がどれほど低くなるか、おわかりになると思います。

では、私たちは何をすべきなのでしょうか?今こそ、常にスワミを思い起こすべき時です。私たちの愛するバガヴァンに祈りましょう。私たちの個人的なサーダナとスワミへの祈りを強めましょう。サイ ガーヤトリーを一日に何度も唱えましょう。忙しい生活を送っていたために読む時間がなかったサイ文献、特にヴァーヒニー シリーズを読みましょう。全インド会長は、既に一つのメールを送っています。今こそ、私たちがヴァーヒニー シリーズとサイ文献を読むべき時です。常にスワミのことを考え、懸命に祈りましょう。私たち全員が一つのコミュニティとして共に祈れば、スワミは必ず私たちの面倒を見て、私たちを守ってくださるでしょう。

スワミは何度もおっしゃいました。「私がここにいるのに、なぜ恐れるのか」と。私たちはスワミの肉体が既にここにはないことを知っています。しかし、私たち全員がサイの帰依者として毎日、彼の遍在、全知、全能を感じています。ですからスワミは必ず私たちを守ってくださるでしょう。私たち全員の面倒を必ず見てくださるでしょう。それゆえ、皆様全員の安寧と安全をお祈り申し上げます。十分に注意してください。しかしパニックに陥らないでください。これが助けとなるでしょう。

ジェイ サイ ラム