2018年の最初の活動

2018/1/9(祝日)

2018年の最初の活動を行いました。

スタディーサークルのテーマは、「変わりたい自分」で、今年の目標や、霊的な変容をテーマに話し合いました。冬の海の波の音を聞きながらオームを唱えた時に波とオームが一つになるように感じられた体験、インドのスワミの病院であるスーパースペシャリティホスピタルで治療を受けて奇跡的に病気がなくなった体験、日々の家庭生活で苦しみながらも目標をもち奮闘している体験、年末に病気で寝込んでいるときに身の回りの風景が突然まったく異なった世界に見えて物質・心・アートマの世界の精妙さを垣間見た体験など、さまざまな話を本人の言葉で聞くことができました。

 また、二つのエピソードが紹介されました。一つは、ヴィジャヤクマーリ著「アンニャターシャラナムナースティ」という本に書かれている、スワミの周りに限られた人しかいなかった昔の体験談です。著者がスワミと過ごした日常は次のようなものでした。

朝4時ごろに起きてスワミの部屋の前でスップラバータムを歌い、スワミがお目覚めになるとバジャンを歌ったり、物語を朗読したりする。8時ごろから昼食を用意したり、スワミを囲んでお話をしたりして過ごし、11時から14時まではバジャンを歌う。15時半まで昼食を食べ、16時ちょうどにはチトラヴァティ川へ行き、願望成就の木の下でバジャンを歌う。スワミは、砂から甘いお菓子や辛い料理を物質化してくださり皆でいただいた。時には、スワミは砂の中に手を入れてジャパマラや神像を取り出し帰依者にプレゼントしてくださった。20時ごろにマンディールに帰るとバジャンを23時ごろまで歌い、夕食を食べて眠るのは夜中の2時過ぎだった。そして4時ごろにはまた起きる。

何と幸せな、贅沢な日々だろうかと、現代の私たちは思います。しかし、神と出会う機会に恵まれずに現代社会の苦しみに耐えながら生活する人生と比べれば、スワミと出会った私たちの人生は、著者と同じようにいつでも神を思い、神の栄光を見たり聞いたりすることができる神の恩寵に満ちた人生です。著者が当時はその価値を分かっていなかったように、私もその価値を分かっていないのではないかと考えました。スワミは、帰依者に必要なものをすべて与えてくださいます。そのことに気づくことが大切なのではないかと思いました。

二つ目のエピソードは、サイの学生の体験談です。インタビュールームでスワミは、「スワミの値段はいくらですか?誰が私を買いますか?」と次々に質問されました。誰も答えることができないでいると、スワミは小さく指を広げられて「これだけの純粋な愛です」とおっしゃったそうです。この質問の前には、インドで広範囲の地域に清潔な飲み水を提供した「恵みの水プロジェクト」の時の知られざるエピソードもあり印象に残りました。帰依者が神のためにできることは何なのかを深く学ぶことができました。

今年も早速、神の愛の物語を聞き、互いの実践と変容を分かち合い、神の御名を共に唱えることができました。サイラム。

2018年01月09日|ブログのカテゴリー:2018