マカラサンクラーティ

1月14日にマカラサンクラーティのプログラムを開催しました。

この日から太陽は北半球を周り始めます。聖典によれば、この日は大いなる霊的意義がある日だとされています。この日についての御講話にあった、「頭にメガネをのせてメガネを探している人のように、いつも自分と共にあった喜びを再発見することができる日」という言葉が印象的でした。

この日、ヴェーダを始めて学習される方がいらっしゃったので、調音点ごとにサンスクリットの音をすべて発音した後に、ガナパティプラールタナーを練習しました。2006年にヴェーダナーラーヤナン先生がインドのサーダナキャンプで教えてくださったサンスクリットの基本の内容は、振り返るたびに大きな気づきを与えてくれます。

また、埼玉センターでは昨年の九月から継続してタンバリンの練習をしています。ただ、バジャンに合うタンバリンは日本では手に入らず、練習したい方から相談をいただくことがよくありました。今回、日本でも購入でき、値段もそれほど高くない、手作りのタンバリンキットを紹介しました。作りはインドで購入したものと同じで、やや小さめのサイズで、鈴の音が軽くてきれいでした。10人以内のバジャンでも、調和しやすい音だと思いました。子どもでも作ることができ、愛着もわいて、家庭で練習しやすい音量でおすすめです。

スタディサークルでは、マカラサンクラーンティについてのスワミの御講話を読み、その中から心の平安について話し合いました。そこで、書籍『心を浄化する方法』を取り上げました。この本は、実生活の中で心を平安に導く具体的な方法がたくさん書かれています。スワミの御言葉をもとに、西洋心理学とウパニシャッドの哲学を組み合わせた方法論で、他の書籍にはあまり見られない内容です。その中から「鏡を認識するエクササイズ」を行いました。

まず、あなたが心を閉ざしてしまった誰か、許していない誰かを考えてください。次に、それは正確にその人の何であるかを書き出してください。例えば特定の行動、言葉、性格、価値観などです。この後、驚くべきことが起きるのですが、それは本の109ページを見ながら実際にやってみてください。スワミの普遍的な御教えが、自分の最も身近な人間関係の困難をひも解いてくださいました。

バジャン練習では発声練習に重点をおいて行いました。ハーモニウムの音に合わせて「アー」の声で音を上げたり下げたりする練習です。以前に発声練習を教えてくださった尊敬する年長者の声を思い浮かべながら、スワミの御姿に集中して取り組むと、「発声練習がバジャンになる」という言葉の意味を少し感じることができました。

マカラサンクラーンティには、収穫を祝う意義もあります。野菜の中で最も大きなかぼちゃは、「広い心の象徴」としてこの日に捧げられることを御講話で知りました。アーラティの後、かぼちゃとかぼちゃの種を使ったケーキが、プラサードとして配られました。


 

2017年01月14日|ブログのカテゴリー:2017