ラジオ・サイ マンスリーEジャーナル
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11. 誤った情報への対処法 読者の皆さん! 私たちは、ある程度までは、しかるべき地位
の筋から、私たちを惑わせるようなもくろみがあるかも知れない、と思って注意すべきです。しかし、同時にガラクタの立てる音に揺さぶられないようにしましょう。たとえば、そのような騒がしい バガヴァンタム氏と原子爆弾の間に一体どんな関係があるというのでしょうか? それでは、以下のようにきわめて直接的なやりかたでお教えしましょう。(ところで、我々のもとにはバガヴァンタム博士が自らこの話をビデオカメラの前でしているものがあります。それは何年も前に一人のアメリカ人の手によって撮られたものです。その時のフィルムの一部がありますから、たぶんサイキャストで放送することになるでしょう。)バガヴァンタム博士が、スワミのもとへやって来てしばらくすると、ババはバガヴァド・ギータについて何か知っているかと尋ねられました。バガヴァンタム博士は知りませんと答えました。その時スワミが言ったのは、それは残念なことだ。原子爆弾の父、ロバート・オッペンハイマーは、1945年、ニューメキシコの砂漠で初めて、最初の核実験を目撃したとき、ギーターから有名な詩の一節を思い出したというのに、これはとてもよく報道記録された出来事でした。その時オッペンハイマーが思い出したのは、千の太陽よりも燦然と輝くクリシュナ神が現れたときのことを詠った詩でした。この詩は第11章(ギーター)に出てきます。爆裂する爆弾の輝き、その途方もない力がオッペンハイマーに特にこの詩を思い出させたのでしょう。ところで、オッピーと呼ばれていたオッペンハイマーは、ギーターをただ原典で読みたいがためにサンスクリット語を学んだのでした。バガヴァンタム博士にこの出来事を語ったあと、スワミはアメリカの科学者がギーターを知っているのに、インドの科学者が知らなかったとは残念なことだと言いました。そう言いながらスワミはバガヴァンタムのためにと、二人がチットラーヴァティー川の砂原にいたとき、ギーターを一冊、砂の中から物質化されました。これが唯一、バガヴァンタム博士とインドの原子爆弾の間にある関係です。いかに無知が事実を しかし、それが今日の社会の状況なのです。その規範は嘆かわしいほどに落ちています。幼児虐待という言葉が出た瞬間、その申し立ては信用され、テレビはえせ法廷を演じ、静止気象衛星を通 して通信する一人の陪審員に基づいて、評決を伝えるのです! 私はこう告げられたのですが、(皮肉にもかつてはマハートマ・ガンディーの息子が編集していた)ヒンドゥスタン・タイムズでちょうどそのころ、反スワミの記事や何かが一緒に出ており、英国のガーディアン紙も同様な申し立てをしたのでした。ガーディアン紙は高い評価を受けていいただけに、これは本当に残念なことでした。しかし、最近のジャーナリズムの規範は、もはや以前のようではなくなっているのです。私はインドの一流の新聞がその一面 に処刑の写真を載せるようになった今日まで生きるとは思ってもみませんでした。実際、12年ほど前、大衆の吊るし上げが近隣諸国で共通 の風潮になったとき、そのようなショーは野蛮な行為の極みだと言われたものでした。しかし先週、そういった規範は、インドでは尊敬すべき新聞だと思われていたはずの新聞によって、風に吹き飛ばされて行ってしまいました。そうです。私たちは良識など関係ないといった時代に生きているのです。 最後に、読者の皆さん、特に若い方たちに、こう訴えたいと思います。あなたがたの前には大きな機会が開かれています。あなたがたがその真の性質を発見し、その発見があなたがたの周囲そして世界全般 を良くして行くのです。あなたがたの潜在的な力を過小評価しないでください。今日あなたが置かれている立場は、小さなものかもしれません、しかし明日はどうなるのか、だれにわかるでしょうか? 16歳の少年だったとき、クリントンはホワイトハウスでケネディと握手をしました。何年かのち、クリントンはホワイトハウスを占めるようになり、ホワイトハウスを去るときには、アフリカの貧しい人々のために多くの慈善をなす立場にいました。実際、クリントンは今もそれを続けています。全能なる神は大きな役割を演じる人々を探しているときに、あなたを見過ごしたりはしません。 ですから、どうかぜひ霊的な文献を、ときおり読んでみてください。読んで、考えてみてください。なぜならそれだけでもあなたの精神(マインド)を深めるからです。あなたの視野を広め、あなたにどんな手助けができるのか考えてみてください。あなたにできることはたくさんあります。たとえばあなたに書く才能があれば、今日のような時代に愛と正義が勝利するといった物語を、私たちのために書いてください。多くの人々は、これらは話としては良い話だが、実際にはうまくいかない、と思っています。最後に神は必ず勝利します。これはハリウッドの決まり文句ではありません。正義(ダルマ)の現実なのです。もちろん、邪悪は短期的には目覚ましい成功を収めるかもしれませんが、歴史的に邪悪が永遠に勝利を収めたためしはまずありません。それは、邪悪ではなく、正義が創造の基本である、という単純な理由から、あり得ないのです。 実際問題として、私は読者の皆さん、特に若い方たちには、ワミの教えだけでなくスワミがやってきたことの詳細に関しても、良く知ってもらうよう時間を割いていただきたいと思っています。残念ながらH2Hが本当はどういうものなのかといったことは驚くほど知られておらず、Sai Inspires〔H2Hが発信しているババの御言葉の日刊のメール配信サービス〕の奉仕がH2Hによるものでないと誤解している人たちも(昔のサイの学生たちも含めて)たくさんいます。また、依然として多くの人が実際に週に七日、一日二十四時間やっているラジオ放送のことを知っているわけではありません同様に、80年御降誕祭に際して、(病院や恵みの水プロジェクトも含めて)バガヴァン・ババの人生と使命に関する800ページに及ぶ写 真が掲載された、豪華な、きわめて貴重な五つの写真集のセットが出版されたにもかかわらず、あまり多くの人には知られていません。もっと悪いことには、たとえ知っていたとしても、あまり関心を持たれていません。スワミの使命と同様にその教えにほとんど興味がないのに、スワミをそれほど知りもしない外の世界からより良いものを何が期待できるというのでしょうか? ちょうど本日、私たちは、悩める親御さんから、自分の子どもが「現世を超えた存在」以外、世界にほとんど関心を持てずにいる、というメールをいただきました。しかし、それならば、もし人々が私たちを助けることに興味を持ったとしたら、私たちは、あまり恵まれていない人たち、人類や自然一般 の世話をしたいと思っているたくさんの人々に働きかけることができます。
出典:http://media.radiosai.org/Journals/SpecialArticle/GOD_AVATAR_AND_THE_DOUBTING_THOMAS.pdf
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