アメリカのサイの兄弟姉妹からの
がんばって! ビデオレター
この冬、アメリカ合衆国のサイの兄弟姉妹から、
被災者の方へ、そして、私たち日本人に向けて送られた
励ましの動画メッセージ(14分26秒)をご紹介いたします。
(初めの応援ソングの後に本編が始まります)
* 画面を大きくするときは 「全画面」 ↑ をクリックしてください。
* 日本語字幕は、被災地の一般の方々に抵抗なく見ていただけるよう作成されています。
「お金や体のことで困っていることはありませんか?」
と、困っていることについて尋ねなさい。
相手の問題を十分に理解したのちに、必要な援助を与えなさ い。
父親や母親、親類や友人がいないために、
孤独な生活を送っている人もいます。
私たちは、そのような人に兄弟愛を注ぐべきです。
「私はあなたの兄弟同然 です」 と言って孤独な人を励まし、
「親愛なる人よ! あなたにはお姉さんも妹さんもいないのですね?
私はあなたの姉です。私はあなたの妹です」 と言って、
愛を込めて話しかけるべきです。
孤独な人にこのように親しく話しかけて、勇気と援助を与えるべきで す。
まさしく、あなた方は皆、一人の母の子どもたちです。
その母は神です。
「人類は皆兄弟、神は父なり」という格言に従いなさい。
すべての人は神の子なのですから、
すべての人を自分の兄弟姉妹と見なすべきです。
しかし、自分の所有物をすべての人に分け与える必要はありません。
どんな人に会っても、礼儀正し く話し、心からその人を愛しなさい。
愛の贈りもの
~コロラドのサイの子どもたちより
アメリカ合衆国コロラド州デンバーのサイ・センターで
サティヤ・サイ教育プログラムを受けている小さな子どもたちと
先生からの 日本の震災被災者の方々へのカードをご紹介いたします 。
コロラドから日本に愛を送ってくれました。
そして、これからもスワミの恩寵と愛が注がれますようにと
祈り続けてくれています。
これらのカードは、
福島県双葉町から埼玉県加須市に疎開して
避難生活を続けている被災者の方々に、
埼玉のサイの兄弟姉妹がお菓子といっしょにお届けにあがりました。
ガーヤトリーはあらゆる病の救い主です。
ガーヤトリーはあらゆる不幸を追い払います。
ガーヤトリーはあらゆる望みをかなえるものです。
「リグヴェーダの至宝 ガーヤトリーマントラ」より
秋祭り収穫祭
10月30日(日)に宮城県東松島市川下地区
仮設住宅にて「秋祭り収穫祭」が行われました。
震災後、被災地に秋の恵みをもたらしてくださった神様に感謝を捧げ、
被災者の皆さんに秋の味覚を味わっていただきました。
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今回の秋祭りは、仮設住宅のある地区長さんと話し合いを重ね、仮設住民、川下住民とサイのボランティアで協力して行われました。
秋祭りの日程が近づくごとに当日にセヴァに来てくださる方々・クッキー作りセヴァの申し出、神輿セヴァの準備等、インド舞踊の手配などなど、よりよい秋祭りになるためにセヴァからセヴァへ拡がっていきました。
前日の29日(土)は、午後1時~3時まで、川下公民館にて、サイのボランティアと地元の方々共同で、秋の味覚汁の仕込み、漬物作りを行いました。当日は、朝8時より調理開始(川下公民館にて仮設住民や地元の方々と、サイのボランティア共同)お食事作りセヴァ(秋の味覚汁〔肉なし芋煮〕、おにぎり〔梅・こんぶ〕、漬物、梨、リンゴ各400名分)テント設営セヴァ、子どもお神輿の飾りつけセヴァ(折り鶴を飾る)ぬいぐるみ、タオル、衣類等の物資提供コーナー準備セヴァ、お茶っこカフェコーナーの準備セヴァを行い、いよいよ秋祭り収穫祭が始まりました。
秋祭り収穫祭 プログラム
11時 鹿嶋神社にて神主さんと共にお祈り、子どもお神輿担ぎ
11時半 お食事と支援物資(ぬいぐるみ、タオル、衣類等)提供開始
12時半 インド舞踊
14時 終了
お茶っこカフェでは、
○クッキー
○パウンドケーキ
○かぼちゃのミニパイ
○ショートブレッド
○焼き菓子(ドライケーキ)
○チャイ、お茶、ジュース
等を召し上がっていただきました。
子どもお神輿は、よくできていたので、別の時に使うかもしれないと区長さんが公民館の倉庫に保管してくださいました。
スワミに恩寵により多くの人々でにぎわい、無事に終えることになりました。














私はあなたたちが、お互いを愛する生活を送ることを望みます。
すべてを愛しなさい! すべてに奉仕しなさい!
これが、皆さんに対する私の訓戒です。
もし、愛さえあれば、皆さんは何でも成し遂げることができます。
愛はすべてです。
「愛は命、命は愛」です。
命は憎しみとではなく、愛と結びついています。
福島県 猪苗代湖での祈り
埼玉のサイの兄弟姉妹より、
10月30日(日)に福島県の猪苗代湖で行われた
祈りの会の報告が届きましたので、一部をご紹介いたします。
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当日は天気予報の曇り後雨に反して、すがすがしい秋空で一日が始まりました。目的地の猪苗代湖には午後1時前に到着しました。ほんの少し雨がパラパラしたりもしましたが、総じて曇り、気温は13度くらいで、薄ら寒い感はありましたが無風状態で、まるで海のように眼前に広がる猪苗代湖は、別名「天鏡湖」と称されるだけあって湖畔はシャーンティ(平安)そのもの。穏やかに静まりかえった処で、ヴェーダやバジャンを唱えるには打ってつけの地でした。
午後2時半過ぎあたりから、これまで学んだヴェーダ全てを一通り吟唱して、シャーンティ プログラムはスタートしました。すると、それまで曇っていた空が急に開けて、太陽の光が燦々とテント内を照らし始めました。異口同音、皆がスワミの臨在を、ご降臨を確信した瞬間でした。
ヴェーダチャンティングを終えると、オーム三唱、、バジャンへとプログラムを続け、21曲のバジャンを捧げ、定例会同様のスタイルで全プログラムを終了しました。
今回のバジャンの目的は、福島県の人々が余儀なくされている原発問題が一日も早く収束し、再び平安を取り戻せますよう神に祈ることでした。実は私たちが今回、ヴェーダやバジャンを捧げた場所は、奇遇にも、「天神浜」と呼ばれている湖畔で、スワミを始め、天上天下すべての神様のご加護を感じられるほど、神聖で平安な場所でありました。時々、白鳥の鳴き声が聞こえる以外は、人の声もその他の騒音もない、神に集中するには絶好の場所でした。
恵まれた環境下で、私たちの目的、そしてその想いが、その祈りが、福島県一体に広がり、或いは他の地域に今なお避難され苦渋の日々を過ごされている方々に浸透したに違いないと願わずにはおれません。改めてスワミに祈るばかりです。
被災者一人ひとりにサイの恩寵が降り注がれ、彼らのハートに無限の至福が満る日まで、これからもずっと共に祈っていきましょう。
もしあなたが絶えず神の御名を唱えるなら、
汚れた空気は自然と浄化されます。
神の御名から発せられる神聖なバイブレーションが、
空気に混じってあらゆる所に広がります。
実際、それは世界中に広がります。
バジャンを歌うことで生み出されたよい音と神聖なバイブレーションは、
広がって、空気を清め、よい食べ物を生産するのを助けるのです。
その上、きれいになった空気を吸うことは、
なたが悪い思いを取りこまないための助けにもなります。
被災地慰霊バジャンと神戸からのお菓子
10月15日(土)に宮城県の被災地で
慰霊バジャンとお菓子の配布が行われましたので、
その一部をご紹介いたします。
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今から16年前、兵庫県南部で起こった阪神・淡路大震災で、
神戸は全国からの暖かい支援によって救われました。
是非その恩返しをしたいとの想いもあり、
神戸のサティヤ・サイ・オーガニゼーション世話人の有志を中心に、
宮城県の川下公民館付近の被災者の皆さんにお菓子数百個をお届けしました。
お菓子は、神戸の老舗が趣旨に賛同してくださり、特別価格で購入することができました。
お菓子をお配りした地域は、もとは40世帯の小さな集落でしたが、仮設住宅ができてから300世帯が住む町となったところです。お菓子をお届けする際には、今月30日に当地で開催予定の秋祭りセヴァ「秋祭り収穫祭」のご案内もさせていただきました。
その後、夕方に、そこから車で5分ほどのところにある、津波により多くの遺体が打ち上げら得た海岸に行き、慰霊のためのバジャン(神への讃歌)を行うことになりました。
海辺に着くとまずお線香を焚き、バジャンをするために、波打ち際から3メートルほどのところの、ここなら波が来ないだろうと思われる場所に12名が立ちました。それから、いざバジャンを始めようと、バジャンリーダーが「海の神様!」と神を勧請する呼び声を上げるや、突然、12名が何列かで立っていた幅5メートルのところにだけ高い波が押し寄せてきて、膝まで水に浸かるという祝福を受けました。この出来事は昔のババ様のカンニャークマーリーの海岸での奇跡を思い起こさせるものでした。
そうして、バジャン三曲、ガーヤトリーマントラ、サイガーヤトリーマントラ、サマスタローカーハを唱えて慰霊バジャンを終えました。
バジャンを始める前、海に向かってお線香をあげていたときに撮影した写真には、おびたたしい数の玉響(たまゆら、オーブ、orb)が写っていました。
玉響に関して、ババ様は特に公式な言明は残しておられませんが、インドにおいて玉響は、私たちとは別の次元に住む高次の魂の御姿であるとも考えられているようです。2007年の10月にババ様が月に自らのお姿をお映しになったとき(ムーンダルシャン)も、これと同様の無数の玉響の写った写真がプラシャーンティ・ニラヤムで撮影されています。
サマスタ ローカーハ スキノー バヴァントゥ
セヴァとは、無数の顔を持った姿の、
全宇宙に遍在する神を敬愛することです。
「セヴァ 真のボランティア」p227
住吉中学校避難所での最後の炊き出し
いつしか被災地も こおろぎの声が聞こえる季節になりました。
先日行われた、宮城県での9月18日(日)の
サイ・セヴァの報告の一部をご紹介いたします。
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ここの避難所は今月中にも閉鎖をする予定で、今回が最後の炊き出しセヴァになりました。
メニューは、けんちん汁、かぼちゃサラダ、漬物、梨、抹茶でした。
セヴァをしていくうちに、被災者の個々を見るのではなく、個々に在るアートマ(神)に捧げることのできる機会を与えてくれたスワミに対しての、感謝の気持ちが増していきます。
ところで、誰のためにあなたは奉仕をしているのですか?
それは自分自身のためです。
内在するアートマに気づき、
自我の誘惑を捨て、
そして自分自身を知り、
あなたを悩ませている疑問、
「私は誰なのか」
の答えを得るために奉仕をしているのです。
『奉仕による修行』p37
避難所でのバースデー
近年、ババ様のお誕生日や他のアヴァターのお誕生日には、
ババの病院や学校のグループ単位で
色とりどりの手作りケーキを捧げていました。
先日、宮城県の避難所での炊き出しの際に、
手作りケーキをふるまうセヴァが行われましたので、
一部をご紹介いたします。
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9月4日
石巻市住吉中学校にて
避難者数約55名
セヴァダル:9人(子供2人)
前回、こちらの避難所での炊き出しをしているときに一人のセヴァダルから「避難所の方の誕生日のお祝いってできないだろうか」という提案があり、今回はお野菜料理に加えバースデーケーキを提供させていただくことになりました。避難所でもそのような案はあったそうなのですが、ケーキ自体の用意が難く今までできなかったそうです。みなさんがケーキ屋さんで目にしていたようなデコレーションケーキには程遠いのですが、みんなで力を合わせてべジケーキを作り上げました。また、サティヤ・サイ長野グループの方からの素晴らしくおいしいクッキーも届き、食後に一緒に出させていただきました。
個人情報の問題から、避難者の方の誕生日を聞くことはできませんが「9月生まれの人、いらっしゃいますか?」とお聞きしたところ2名の方が元気よく手をあげてくださり、ロウソクに火をつけ、ハッピーバースデーをみんなで歌いお祝いさせていただきました。小さな女の子がほっぺをふくらませて、一生懸命火を消して喜んでいる姿に本当に嬉しくなりました。
今回、手作りケーキをすることになり直前で不安や迷いも生じました。衛生面の問題や、卵不使用のケーキの味は喜んでいただけるのだろうか、何台も作れるのだろうか、など。けれど、「やる!!」と決めたときのなんの迷いもなかった気持ちを思い出し、その衝動を信じて行動したことで、可能性の拡がりを体感し、自分を信じて行動することの大切さを学びました。拙いことしかできないですが、受け入れてくださる皆様の優しさと、いつも暖かく見守ってくださる神様に感謝の気持ちでいっぱいです。
私たちは、生涯の中で
何千人もの人々からの助けを受けなければなりません。
私たちはこの借りを、
少なくとも、できるだけ多くの人を助けることによって
返さなければならないのです。
他人に奉仕をすることに心の底から敏感な人、
心構えのある人は、どのような団体の中にいても、
どの地域にいても、幸せでいられます。
見返りをまったく考えないセヴァによって、至福を得なさい。
誰かを助ける機会があなたの前に現れたら、その幸運を喜びなさい。
他人に奉仕をしたいという切なる願いそのものが、
要求されている奉仕に必要とされる力と技能を授けてくれます。
『セヴァ 真のボランティア』p35
名取市長さんから感謝状が届きました
宮城県名取市からサティヤ・サイ・オーガニゼーション・ジャパンに
サイの奉仕活動への感謝状が届きました。
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セヴァダルのメンバーの誰かがが行ったセヴァを評価するとき、
重要なのはその量や回数ではありません。
そのようなことは、まったく問題ではないのです。
それよりも、その人を奉仕へと駆り立てた動機、
そのセヴァを満たしていたその人の愛と慈悲の純粋さを評価しなさい。
『セヴァ 真のボランティア』p197
お盆後の炊き出し
8月21日に宮城県の石巻住吉中学校で行われた
炊き出し報告の一部をご紹介いたします。
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避難者数: 65名
セヴァダル: 7名(うち子供2名)
メニュー: おいもと野菜の煮っころがし 豆腐とねぎのお味噌汁 大根ときゅうりの漬物
今までの暑さとはうってかわって肌寒い雨の日の炊き出しでした。お弁当(この日はご飯とひじき、揚げ物)が配給されているということで、不足しがちなお野菜をたっぷり摂っていただきたく、このようなメニューを提供させていただきました。体育館の中もひんやりとしていたので、暖かい食事はぴったりでした。「前(震災前)によく作って食べていたものばかりでうれしい」との言葉に、たった一日で全く生活が変わってしまったこと、いかに当たり前のように送れている毎日が貴重であるかを改めて感じさせられました。
お一人でいた年配の女性は、89歳になる旦那さんが避難所でのマット生活で歩けなくなってしまったそうです。「年齢のわりにピンピンしてて若かったのよ」と淋しげな表情を浮かべておられました。やっとの思いで見つけた入院先も不便な場所にあり、日に数本しかないバスは2~3時間遅れることがしょっちゅうで往復7000円もかけてタクシーで行かれるそうです。
被災者の方にはたくさんの負担がかかっていて、その全てを取り除くことはできないかもしれませんが。少しでもその人の中のしあわせが増えますように道具として使っていただきたいと思いました。
相手の内に神がいると思い浮かべながら、
その神にわずか一つの奉仕の行為を捧げたとしても、
それは神を何年も待ち望んだのと同じ価値を有します。
『セヴァ 真のボランティア』p89
福島県相馬市社会福祉協議会
からの感謝状
サティヤ・サイ・オーガニゼーションのセヴァに対して、
福島県相馬市社会福祉協議会(南相馬市の隣町)から
感謝状が届きましたのでご紹介いたします。
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セヴァは、いかなる形で行われ、
また、世界のどこで行われていても、
基本的に霊性修行です。
セヴァは、霊的な修練であり、心の掃除です。
このような心構えに促されたものでなければ、
奉仕は衰退して、干からびるか、
うぬぼれと誇示に陥ります。
ちょっと考えてごらんなさい。
あなたは、神に奉仕しているのでしょうか?
それとも、神があなたに奉仕しているのでしょうか?
空腹な子どもにミルクを与えたり、
路上で、寒さのあまりに震えている同胞に毛布を与えるとき、
あなたは神の贈り物を、神性原理の預かり場所に預けているだけです!
神が奉仕をするのです。
神は、あなたが自分が奉仕したと主張することを許しているのです。
川下盆踊り供養祭
8月13日(土)に宮城県の被災地で、
サティヤ・サイ東北グループ主催による盆踊りが行われました。
そのときの報告から一部をご紹介いたします。
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盆踊り供養祭は、行政、地域、ボランティアの3つが力を合わせ、協力し進んでいきました。今回の盆踊りは、亡くなった方々の慰霊と、地域住民および仮設の方々との交流という2つの目的がありました。
盆踊りの責任者である地域区長さんの、仮設の方々にも実行委員会に加わっていただき共に準備ができれば、という思いが通じ、最初2~3名の実行委員への参加が、最終的には十数名に増えていきました。打ち合わせの段階で、地域住民の役員と仮設の方々との意見交換が行われ、だんだんと目標に向かって進むうちに、「ひとつ」になっていくのを目にして、とても嬉しかったです。多く方々が甚大な被害を被ったにも関わらず、やぐら、音響、たいこ、テント、テーブル、ちょうちん、飾り物などなど、手分けして用意してくださいました。全ての皆様方の手助けにより感じたことは、協力するということは、不可能なものを可能にし、助け合いの力が何倍にも膨れ上がるものだ、ということでした。
盆踊り当日は、地域と仮設住民の何十人という準備スタッフ、そして、他のボランティアグループと共に、設営、ゲームコーナー(くじびき、射的、スーパーボールすくいなど)、食事(カレーライス、惣菜パン、アイスクリーム、スイカ、玉こん)の準備をしていきました。
盆踊り供養祭は、ヴェーダの説明と詠唱から始まりました。ヴェーダの音が響き渡り、皆で手を合わせ、厳粛な供儀を行うことができました。
盆踊りの時には、ニューヨークと日本のサイの兄弟姉妹から送られたメッセージシールを貼った団扇を皆様方にお配りしました。おばあちゃん、おじいちゃん、こどもたちがその団扇を持って踊っている姿は何ともかわいらしく、とても微笑ましかったです。踊る丸い円がスワミに愛に包まれているようでした。
また、今までセヴァをさせていただいた避難所の方々もお越しになり、久しぶりにお会いしましたが、何より元気そうで良かったです。食事やゲームコーナーも大好評で老若男女とても喜んでいただきました。
最後に、全国のサイセンターとグループ皆様から送っていただいたお菓子を配らせていただきました。このような素晴らしい機会を与えてくれたことをみなさまに感謝です。スワミに感謝です。ジェイ サイ ラム。
セヴァは霊性修行です。
裕福で社会的に恵まれた人々の暇つぶしではありません。
人々は、無力な人、病人、苦しんでいる人、
文盲の人、貧しい人に奉仕すべきです。
セヴァはこれみよがしにするものであってはなりません。
そして、セヴァは、いかなる報酬をも求めてはなりません。
たとえ、それがセヴァを受ける人からの感謝の言葉であってもです。
愛を育み、愛を振りまき、愛を刈り取りなさい。
それより崇高な宗教はありません。
そして、それが最も気高いセヴァです。
『セヴァ 真のボランティア』p80
宮城県石巻市住吉中学校での炊き出し
宮城県でのセヴァの報告が届きましたので、
一部をご紹介いたします。
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8月7日、大雨警戒警報が発令中に関わらず空は晴れ、何も障害がなく行わせていただきました。
ここの避難者は文化祭、クーラーボックス、Tシャツなど物資などは行わせていただきましたが、炊き出しは初めてでした。未だに仮設待ちの方々が80名ほどいらっしゃり、長ければ9月も避難所生活をするかもしれないということです。
毎日、お弁当とおにぎり1個、ぱん1個ということで、お弁当も食中毒対策で揚げたものがメインです。そのため、責任者からそうめんを食べたいということだったので提供させていただきました。炊き出しでは麺類は初めての試みだったので、少し不安もありましたが、とても冷たいそうめんを作ることができました。
ここの避難所には業務用の冷凍庫があり、直前まで薬味や漬物、フルーツポンチを冷たくすることができ、そばつゆも氷を提供していただき、冷やすことができました。そうめんは大好評で4杯、3杯とおかわりをする人が多くいらっしゃいました。
また、サティヤ・サイ長野グループの方からのクッキーをみなさまに美味しく召し上がっていただきました。クッキーの提供は今までで初めてらしいです。
「炊き出し、また、来てね」と言われ、必要とか不必要とか私たちが判断することではなく、スワミが決め、ただ、私たちがセヴァとして捧げるのだなと感じました。
まず皆さんの間の調和を確立しなさい。
他人の欠点を捜したり、
自分の長所を見つけ出そうとしてはいけません。
神が父であり、人類は同胞でることを心の奥底から信じ、
あなた方の行為の一つひとつを、
敬意と愛で満たしなさい。
『セヴァ 真のボランティア』p15
青森県八戸市の市長さんから
お礼状が届きました
青森県八戸市でのサティヤ・サイのセヴァに対して
市長さんからお礼状をいただきました。
八戸市にはサティヤ・サイ埼玉センターより
自衛隊基地内に避難していた子どもたちへ
お菓子をお送りいたしました。
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皆さんは、食べ物の贈り物をアンナ ダーナ(食物の施し)と呼んでいます。
しかし、神から施された物を施したり、
それを得意に思う権利は誰にもなく、
また、自分は何かを施しとして与えたと感 じる権利すらもありません。
神が雨を降らせ、神が苗を育て、神が穀物を実らせたのです。
何の権利があって、それを自分の物だと言い、
施しとして与えている のですか?
あなた方が行っているのはダーナ(施し)ではなく、
神に感謝を捧げているだけであり、
自分が収穫した穀物を調理して
ナーラーヤナ(人の姿をとった神)たちに捧げることによって、
その穀物を聖化しているのです。
1975年1月28日の御講話より
岩手県陸前高田でのサイセヴァ
サティヤ・サイ横浜センターと川崎グループの有志による
岩手県でのセヴァの報告(4月22日~24日)が届きましたので
一部をご紹介いたします。
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【セヴァの概要】
サティヤ サイ横浜センターと川崎グループ合同で現場視察と支援物資お届けに行ってまいりました。
支援物資はサティヤ・サイ沖縄、北九州、神戸、川崎、群馬、長野、埼玉、横浜の皆さんから送られてきた衛生用品(消毒用ハンドジェルなど)と食糧や生活雑貨です。
米崎コミュニティセンター内の県立高田病院で衛生用品の大半をお渡しし、数世帯が身を寄せて共同で炊事などを行っている対策本部(華蔵寺公民館・新田地区災害対策本部)で支援物資をお渡しし、話を伺いました。
小避難所では、お年寄りが物や人手の多くの支援を必要としていました。町や家屋の状況に反し、陸前高田の皆さんは地域で助け合い、明るい笑顔で穏やかに過ごしていらっしゃいました。
一方で、これからの生活復興のめどが立たず、また人手、特に若い人の手が足りず、家屋内の片づけも進まない様子がうかがえました。
残りの物資は陸前高田市災害対策本部物資部へお渡しし、お話を伺ったところ、おかずなど保存のきく副菜が不足しているとのこでした。食糧や生活物資は自衛隊経由で市の対策本部から必要数を配布しているものの、物資の持ち込みなどを直接、小避難所に車で運ぶのは歓迎ということでした。
これからも継続してセヴァを行っていきたいです。
【視察&物資提供】
★陸前高田市災害対策本部
避難所マップをもらい、物資の不足している避難所の情報収集。
(道中、壊滅的な津波被害を受けた市内中心部を通過。巨大なショッピングセンターや病院、学校などすべてが数キロにわたり破壊状況。)
★米崎コミュニティセンター内の県立高田病院
病院は津波で破壊されたため当コミュニティセンター内に仮診療所を開設。九州・四国・沖縄地域の皆様よりお預かりした医療用ハンドジェルをお渡ししました。
★米崎小学校
多くの世帯が体育館に避難している大避難所。自衛隊による食糧配布も行われている模様。校庭に仮設住宅を建設中。体育館にて物資の受け入れを申し入れましたが、不足物資はありませんということでした。
★華蔵寺公民館
6世帯が共同で炊事などを行っている小避難所。お年寄りや年配の方が多く、昔からのコミュニティで協力して支えあっている様子でした。住居:床上浸水 上下水道×(復旧見通し立たないため井戸から水を引いている) 電気× ガス不明
こちらで、サティヤ・サイ長野グループや群馬グループなどからの生活雑貨、衛生用品、食糧、布団、下着などの物資をお渡しました。喜ばれたものはラーメン、タオル、靴下、下着など。
★新田地区災害対策本部(マルトモ倉庫内)
華蔵寺公民館の隣の小避難所。ライフラインは同上。こちらでも生活雑貨、食糧、布団などの物資をお渡ししました。
喜ばれたものは、缶詰、電池、生理用品など。
★陸前高田市災害対策本部物資部
市内全域に配布する物資をストックするための倉庫に、残りのハンドジェル、食糧をお届けしました。
足りないものは副食となるおかず(レトルト・缶詰など保存のきくもの)、お米、調味料
陸前高田市
陸前高田市
陸前高田市
陸前高田市
市の中心部
米崎コミセン高田病院にハンドジェルを搬入
華蔵寺公民館に物資搬入
華蔵寺公民館から春物衣類のご依頼
新田地区災害対策本部に物資搬入
新田地区災害対策本部に搬入した物資
いつも社会と社会の幸福のことを心に留めていなさい。
皆さんは社会の一員なのですから、
社会的責任があるのです。
皆さんがあるのは社会のおかげです。
同様に、社会は皆さんと別のものではありません。
人が社会を作っているのです。
皆さんと社会は分かつことのできないものであり、
互いに依存しています。
社会の同胞が繁栄しているときにだけ、
皆さんも繁栄するでしょう。
扇風機
宮城県での7月11日のセヴァ報告から一部をご紹介いたします。
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扇町一丁目公園仮設住宅に 行って 扇風機を 配らせて頂きました。
小ぶりの扇風機ではありましたが、
今 扇風機は手に入らないことから、とても喜ばれました。
また、鍋 茶碗 皿等すら 無い方がいらしたので、
台所用品をこちらで買って パーソナルセヴァさせて頂きました。
東松島市は 台所用品は当たるとの事です。
避難所もそうでしたが 場所により随分差が有るかも知れません。
大きな所はサポートセンターを 通さなければいけない所も有ります。
時間と体の許す限り調べる予定です。
スワミの愛の光の中で
もし、皆さんが社会を変革したいのであれば、
心(ハート)に純粋さがなければなりません。
最初に個人、それから社会です。
個人が変容するためには、
神への愛と罪への恐れがなくてはなりません。
その次に社会の道徳 が来ます。
一人ひとりの人間が社会を作っています。
それゆえ、人々の間で一体性が育くまれるなら、
純粋性と神性が表れるでしょう。
一体性と純粋性と神性を
単なる教育によって獲得することはできません。
クーラーボックス
7月6日、7日の宮城県でのセヴァ報告から一部をご紹介いたします。
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宮城県住吉中学校にてクーラーボックスを60個提供させていただきました。
現在、86人の方々が生活しておられます。
ここは以前、文化祭を行った場所で久しぶりにお会いした責任者は
とても元気そうでした。
自衛隊が5月上旬から食事を作っていたのですが
6月末で撤退し、お弁当の配給になっています。
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ここの避難所は8月末から9月で閉鎖となるそうです。
奉仕をする人の心が純粋でなければ、
その人が書いたり、話したりするさまざまな種類のセヴァは、
空虚な自慢話にすぎません。
『セヴァ 真のボランティア』p200
福島県でのミニライブラリー設置(2)
福島県相馬市立中村第二小学校避難所にミニライブラリーを仮設
サティヤ・サイ大阪センターの有志からの手書きのしおりを一冊ずつ本に挟み込む
手書きのメッセージ入りのしおり
しおりが挟み込まれた本たち
福島県相馬市立中村第二小学校の体育館の避難所に設置したミニライブラリー
福島県相馬市立向陽中学校体育館の避難所
福島県向陽中学校体育館の避難所に設置したミニライブラリー
1000人が避難している福島県スポーツアリーナそうまの避難所
ミニライブラリーを設置した福島県はまなす館内
福島県南相馬市鹿島保健センターの避難所
福島県石神中学校体育館の避難所でお世話係の方が本を持って記念撮影に応じてくださる
福島市飯坂温泉パルセ飯坂の避難所に設置するミニライブラリー用の本
指導をしてくれる人が現在いない地域や人々のために、
皆さんの活動を差し伸べなさい。
政府機関の援助が行き渡っている地域に行って、
エネルギーを浪費することが何の役に立つでしょう?
進歩を、会員数の増加によって測るべきではありません。
進歩は、遂行された仕事の量と質によって判断すべきです。
『セヴァ 真のボンラティア』p250
福島県でのミニライブラリー設置(1)
ゴールデンウィーク中、
原発の放射能漏れで多大な苦を背負っている
福島県の相馬市、南相馬市、福島市、いわき市等の数箇所の避難所を
サティヤ・サイ埼玉センターと大阪センターの有志が訪れ
ミニ・ライブラリーを設置しました。
そのときの写真が届きましたので
2回にわけてご紹介いたします。
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シャッター通りと化した駅前のメインストリート
南相馬市内の避難所(原町第一中学校体育館)
南相馬市沿岸部から数キロ離れた田園地帯の様子。
いわき市「南の森スポーツパーク」の避難所
サイの兄弟姉妹から寄せられたたくさんの本
ミニライブラリー
いわき市「南の森スポーツパーク」の避難所に仮設した
ミニライブラリーに集まる子どもたち
小名浜の様子
この辺りの高校と小学校の避難所にもミニライブラリーを設置
相手の問題を十分に理解したのちに、必要な援助を与えなさい。
父親や母親、親類や友人がいないために、
孤独な生活を送っている人もいます。
私たちは、そのような人に兄弟愛を注ぐべきです。
「私はあなたの兄弟同然です」と言って孤独な人を励まし、
「親愛なる人よ! あなたにはお姉さんも妹さんもいないのですね?
私はあなたの姉です。私はあなたの妹です」と言って、
愛を込めて話しかけるべきです。
孤独な人にこのように親しく話しかけて、勇気と援助を与えるべきです。
まさしく、あなた方は皆、一人の母の子どもたちです。
その母は神です。
「人類は皆兄弟、神は父なり」という格言に従いなさい。
すべての人は神の子なのですから、
すべての人を自分の兄弟姉妹と見なすべきです。
しかし、自分の所有物をすべての人に分け与える必要はありません。
どんな人に会っても、礼儀正しく話し、心からその人を愛しなさい。
野点
7月2日(土)のセヴァ報告から一部をご紹介いたします。
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場所: 宮城県東松島市 横沼公民館
避難者数:13名
セヴァダル: サティヤ・サイ東北グループ有志8名
炊き出し:麻婆豆腐 スープ 春雨サラダ、食後にお抹茶・クッキー
ここの避難所の方は、今月中にはみなさん自宅へもどられるそうです。とはいっても、ガスもきていない状況で、やはり今後の生活への不安をおっしゃっていました。
平日も動き回れるメンバーが野菜を届けにきているため、今回炊き出し自体は2回目なのですが、みなさんあたたかく接してくれて、心を開いてくださっているのが感じられます。みなさんそれぞれ段ボールでトレイや小さなテーブルを用意しており、そこに配膳させていただきました。
食後には、お茶の先生でもあるサティヤ・サイ東北グループのセヴァダルがお抹茶をたて、サティヤ・サイ長野グループの方からのとってもおいしいクッキーとともにお出ししました。
みなさんゆっくりと食後のお茶の時間をお過ごしになり、穏やかな午後となりました。柔らかい初夏のそよ風が吹いてきて、みなさんを優しく包みこんでいるようでした。
1秒1秒が貴重な時間です。本当に与えられています。普段の行為の一つ一つが礼拝として捧げる機会として与えられているのだと実感し、生きていることがありがたくてたまらなくなりました。
昨日、男子学生が劇を上演しました。
その劇は偉大な教えを伝えていました。
劇の題材は、小さな村の二組の兄弟が、
財産分与をめぐって争うというものでした。
兄弟たちはこう言って協議しました。
「愛しい兄弟よ、もし、こうやって互いに言い争っていれば、
村が栄えることなどできるだろうか?
団結して、友好的な生活を送らなければならない」
すべての人が安らかに生きるべきです。
愛という財産を持っていれば、
たとえ他の財産を持っていなくても、幸せな生活を送ることができます。
ベジタリアン酢豚と
アメリカからのぬいぐるみ
7月3日(日)のセヴァ報告から一部をご紹介いたします。
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場所: 宮城県東松島市 川下公民館
対象: 避難者+周辺住民40名
セヴァダル: 大人8名、子ども3名
今日も幸い雨が降らず、セヴァを行わせていただきました。炊き出しが始まる前に近くの仮設住宅へ行き、アメリカの末期がんの方々が被災地の子供たちのために送ってくれた届いたぬいぐるみなどを提供させていただきました。子どもたちは、かわいいぬいぐるみやヘヤバンドなどを大変喜んでもって帰っていきました。送ってくれた方々に本当に感謝です。いつも、ふとしたきっかけで新しいセヴァの機会を与えてくれます。
仮設を回っている時に
「あれ?浅井に来てた?」
と、炊き出しを行っていたときの避難所の方に声をかけられました。1週間前に仮設へ入居して来たばかりでした。元気そうで何よりも顔を覚えてくれていて嬉しかったです。このように、つながりができることは、とても大事なような気がします。
今日のメニューは、ベジタリアン酢豚、スープ、叩ききゅうりでした。
ここの避難所は3回目でとてもほんわりとした雰囲気で行わせていただきました。みなさまに感謝です。
みんな幸せになりますように。
内なる歓喜、すなわち、あなた方が周囲に放射する愛が重要なのです。
単なる同情や哀れみは、なんの役にもたちません。
それらは、知性によって統制されなければなりません。
悲しむ人を元気づけ、道に迷った人を慰めなさい。
他人の欠点には目を閉じる一方で、
自分の欠点を見つけ出すために目を開けておきなさい。
これらは、皆難しい仕事です。
続けて実践することによってのみ、
あなたは完全になることが出来るのです。
『セヴァ 真のボランティア』巻頭
- サティアサイオーガニゼーションジャパン