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連続講話「プールナ引くプールナはプールナ」

「人生の浮き沈みを自然のものと受け取りなさい。混合物であり構成要素である世界には、浮き沈みは付き物です。ラーマクリシュナ スワミという名のサンニャースィン(出家行者)が、目の前に駆け込んできた弟子から、息子が死んだと知らされた時のことです。そのスワミはじっと動かずに座ったまま、「水は流れ、火は燃え、風は吹く」とだけ言いました。その意味は、五元素の混合物は、いつの日か崩れ去るという意味です。そのスワミは他の者たちを気遣って一笑に付しました。彼がそれほど勇ましかったのは、すべて知っていたからです。知っている人がグル〔導師〕と呼ばれます。「グル」には、「重い」、「重みがある」という意味があります。グルは嵐にも動揺しません。食事が載っていない葉は風が吹くと舞い上がって飛んでいってしまいますが、食べ物が載せられて重くなると葉は動かなくなります。徳、信心、堅実な修行、信愛、無執着、平等観――これらが霊的な献立の品々です。 本当の英知を手に入れた時、あなたは、幸運が満足げに笑みを浮かべているわけでも、不運が嘆き悲しんでいるわけでもないことがわかるでしょう。英雄はどちらも同じように無関心に扱います。幸運と不運は風や嵐にすぎず、人間のハートの中にある至福の海の深さに影響を及ぼすことはできません。」

 

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https://sathyasai.jp/discourses/discourses/d_19661019.html

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