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五十四歳の御降誕祭の御講話「この任務は勝利する」

どの人のハートの中にも、揺らぐことのない永続する至福(アーナンダ)に到りたい、という悩ましい願望が存在します。昼夜を問わず一生の間、人はその段階に到(いた)るために一瞬も休むことなく努力しています。それでも、それは自分の手の届かないところにあると思うのです。 その理由は何でしょう? 人のこの失敗の根本原因は、自分を体や五感だと考えて、体や五感の喜びが至福を授けてくれる、それが自分の飢えを満たしてくれる、と思っているせいです。人は、自分こそが自分の求めている至福である、ということに気づいていません。ウパニシャッドは、こうした点に関するあらゆる疑問を明らかにしています。「粉は椰子糖(ジャッガリー)によって甘くなる」と述べられています。米粉であれ、小麦粉であれ、豆粉であれ、もとから甘いのではなく、椰子糖や砂糖を加えて混ぜることで、粉全体に甘さが広がるのです。ウパニシャッドの教えが伝えているのは、創造世界〔自然界〕は粉であり、神性原理は砂糖である、ということです。そのおかげで、自然は私たちを魅了し、惹(ひ)き付けるのです。音楽を聞いたり、調和を目にしたり、崇高なものを体験したりした時に私たちの心を打つものは、つねに神性であって、自然ではありません。

 

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https://sathyasai.jp/discourses/discourses/d_19791123.html

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