御講話「人間的価値を通じての世界平和」

最高の人間的価値は、貧しい人や絶望している人を助けることです。貧しい人の必要を満たそう、力になろうと、貧しい人のために懸命に働く人は、そうする中で、最もわずかな私利私欲も、最もわずかな見返りを期待することも許されません。自然界には、他者のために奉仕をしている完全な無私の模範が数え切れないほどあります。木は他者の幸せのために実をつけます。川は他者のために流れています。牛は他者が栄養を得られるよう乳を与えます。人もこのように、我こそは真っ先に他者に奉仕するのだと行列すべきです。喜んで奉仕をする気持ちがなければ、人類は消滅します。人間の将来の安寧は、利他の精神の必要性と密接に結びついています。無私は、本当の人間であることの目に見える印です。